まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

とことん自分をやる

土曜日。すっきり気持ちよく晴れ!なおうち大好き人間の休日ともなると、必然的に朝から洗濯機フル稼働です。たくさん干した。そんでたくさん乾いた。毛布はまだ片付けずに置いておいて、寝る時に着てるものの枚数を減らしたい派です。フリース着るのやめてTシャツ姿で、触り心地の良い好きな毛布にくるまる事に幸せを感じる。
そういやGoogleフォトで過去写真を眺めていたら、今のおうちのひとつ前に住んでいた部屋の写真が出てきたんですね。控えめに言ってモノが多すぎてちょっとうわぁと思った次第。おんなじ日に『一日一捨』みたいなタイトルの本の写真も撮っていたので、たぶんビフォーを記録するためにわざわざ室内の写真を撮ったんだと思います。とはいえ今となってはもう住んでない記憶の中にしかない光景でもあるので、うわぁと引きはしたもののそれはそれとして懐かしさをもって眺めたりも出来ました。思わず書くの中断してスマホ手にとって今の部屋の写真撮っちゃった。いま写真に残したこの光景もいつかまた思い出になると思うとたのしいですね。

 

今日読んだ本。
『くるぶし』町田康
読んでいて「楽しかった!」と心から思った歌集。そしてここで言う「楽しい」には、天上から奈落までの急降下とか心底ゾッとする感覚とか身も蓋もなさに対する破顔一笑とか頭鷲掴みにされてぶんぶん振り回されるだとか、そういう体験を文字列もとい言葉によってさせられるジェットコースターめいた感激が内包されています。それって要するに詩にも小説にもエッセイにも顕著ないつものマーチダ文学ってやつです。あー楽しかった。
思えば『人間小唄』という小説内でも短歌を披露してたんでした。自分の感想から探してきました「莫迦なひとは死んでいいよと正確に嘲る声がすっげぇあざやか」に読んだ当時惚れたのでした。切れ味は変わらずです。中表紙の先にある光景が『屈辱ポンチ』のタイトルセンスを彷彿とさせました。好きです。