まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

それの何が悪いの

日曜日。のんびり起きて美容院行って髪切ってもらって、それからお出かけして本屋さんに行ったりお花屋さんをあちこち見て回ったりした日でした。鉢植えをたくさん扱っているお花屋さんを見つけたので、今度時間つくってじっくり見に行くつもり。いつもの行動範囲から出るだけでそれなりに大冒険が出来るものです。


なんとなく再読し始めた小説がすこぶる良くて、これこんなに面白かったっけってちょっと震えました。誇張でなく本当に心に響くものがあったんですよ。初読の時にはそこまでじゃなかったのにな。読み終わった頃に客観的に考えてみたいこと。

 

いつもは晩ごはんを食べながらYouTubeを観ますが、今日はこないだ観れなかった旗揚げ記念日のメインイベントを観ました。この試合の解説に推し様ってなんて残酷な…とも思ったけどそれはそれとしてすごく良かった。観終わってすぐYouTube新日本プロレス公式チャンネルひらいて、メインイベントの煽りVをお気に入り登録しました。映像班の気合いをひしひし感じられるのがうれしくて何度でも観たい作品です。BGMの壮大さほんと好き。

 

今日読み終わった本。
『創作者の体感世界 南方熊楠から米津玄師まで』横道誠
発達障害当事者(自閉スペクトラム症ADHDの診断を受けているそう)にして文学研究者の著者が、当事者批評の観点から様々なジャンルの16名のクリエイターについて解説する一冊です。書名にわくわくして手に取ったことへの期待は、与謝野晶子の功績を知れたことや村田沙耶香の『コンビニ人間』の英題に関する指摘など沢山の知的好奇心を満たしてもらえたおかげでじゅうぶん元は取れたのだけど、本作で紹介する16名に入ってないにもかかわらずお名前が頻出する村上春樹に対する発言にいやそれは無いだろって思ってしまった印象で全部上書きされてしまったことにまあまあ本気で落ち込んでいます。これは私が春樹さん好きだからそう感じるだけで著者の主張のほうが世間的には一般的なんでしょうか。わからないね。
あと「発達障害」に関してこれまで全く知ろうとしてこなかった事実も突きつけられてなんならちょっと抉られもしました。与謝野晶子の章から引用するけども「既存の社会通念や権威を意に介さない、少なくともじぶんを支配するものとしては認めない、という精神的態度は自閉スペクトラム症者に広く見られる」にも思うところがある。すこぶるある。