まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

棺と赤目と七転八起

土曜日。快晴。昨日予告したとおりのお洗濯日和でした。おかげで全部乾いたよ。
新日本プロレスの札幌大会を生配信で観ました。昨日はイッテンヨン以来の悔しいと嬉しいのごった煮で、今日はめちゃくちゃ悔しいのに素晴らしい対戦を観れた嬉しさもあって感情が迷子です。そんでそんなテンションでバクステコメントを読んでたら泣けてきて若干めそめそしてたんですが、メインイベント後のバクステコメントでレア過ぎる絡みを見て普通に笑ってちょっと元気が出ました。マーダーマシンが舌戦で押されるところ初めて見たかもしれない。いろいろと思うところはあるけど、観れる「いま」を大事にしなければ、にとどめておきます。そして久々にリアルタイムで生配信を観て、観るとやっぱり楽しいしプロレス好きだって胸が熱くなりました。楽しみだな。でも3wayだけはやめてねほんとに。

 

今日読み終わった本。
『日本のコミュニケーションを診る』パントー・フランチェスコ
先週宇都宮で買った本です。外側からの的確な指摘に触れられるんじゃないかな、という予感は正しかった。疑いもせず当たり前に日常にあるものへの違和感を目の当たりにできる読書になってくれました(例えば著者は「合コン」という概念をイタリア人の友人に説明するのが難しい、もしかしたら白い目で見られるかもしれないと語っていたりします)。
日本人は本音と建前の矛盾を違和感なく受け容れられる、という指摘の中で「両価性」という言葉を初めて知りました。英語だとambivalenceなんだって。でも一方で他者の脆弱性は受け容れず一貫性の無さには不寛容ってなかなかエグいんじゃ……って感じたのは読みながら脳内BGMが「君は完璧で究極のアイドル」だったことから察していただきたい。現代ならではの比較文化論ということで興味深い一冊でした。