まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

一般的には症状固定と呼びます

祝日の木曜日。おとといぐらいに職場で「今週は祝日があるから頑張ろう!勤労感謝の日!」って言われた時に「えっ勤労感謝の日って11月じゃないですか!?」って素で返事したこと、いまだに思い出す度にこっ恥ずかしくて頭抱えたくなります。いや本気で9月ぐらいの感覚でいたのよ冗談抜きで…。秋分の日じゃなかったっけ、なんてことをその時は本気で思っていた次第。いいんです笑いをかっさらえたので気にしてないです嘘ですいまだにはずかしいです。てか秋どこ行った。

 


おうちで過ごした日なので、ここに書き連ねる話題がこれと言って無かったりします。わりとアウトプットに費やした日でもあるんですけど、そうやって出力するばっかりだと分かりやすく枯渇するというかインプットへの渇望が募りますね。これ書き終わったらお風呂浸かりがてら何か読むんだ、とここまで書いたところで推しが今日も通常運転な様子を伺えて安心しました。目配り気配り心配り全部盛りな自分らしさの発揮、というプロフェッショナルが推しらしさであり通常運転なのです。ほんとにいっつも想像を超えていくスーパースターだ。好きだ。

 

 

プロレスを観るようになって間違いなく世界の見え方が変わった、とこないだも書いたんですけど、自分の感覚から価値観まで含めて確実に良い方に変わっているし世界や他者に対する解像度も上がったと思っています。知ることで見えるもの分かることが増えたのと、知らないままだったら自分もそっち側にいた可能性も高いっていう少しの恐怖と。
触れようか迷って結局書いたけど、推しの話に連ねるのは腹立たしいので改行を挟んでみました。私自身は個人的に嫌な思いというのは一回しかしたことないです。その一回が決定的な致命傷だったんだけどね。

 

 

今日読み終わった本その1。
『電車のなかで本を読む』島田潤一郎
いいタイトルですよね。内容は高知新聞社発行のフリーペーパーに掲載された文章をまとめたもので、書評中心エッセイといったバランスで長閑に読めます。私は高知出身なのですごい馴染み深い地名がたくさん出てきて嬉しい。又吉直樹さん黒潮町にいらっしゃってたんだな遠路はるばる。
確か高知県は、自営業者の割合が全国一位なんじゃなかったかな。地元に住んでた頃ぐらいに聞いた話なので今はわかんないけど。それでも島田さんに「一〇年前、高知への移住は夢のまた夢でした。」から始まる文章を書かせた現実へと思いを馳せつつ、当時と比べるとフルリモート体制が整ったことで地方移住の難易度が昔よりも確実に下がったってことは言えるんじゃないかな。「禍」がもたらした良い方への変化を無理に探してみました。

 

 

今日読み終わった本その2。
『死んでしまう系のぼくらに』最果タヒ
正直に率直に言うと、読みながら、これからは最果さんの詩集は『グッドモーニング』だけを大事に大事に読んでいこう…なんてことを思ったんです。思ってたんです。でも終盤に待ってた『お絵かき』にぶっ刺されて結局本棚にもどしました。毎回読む度に刺さる詩が変わる。3年ぐらい前に再読した時は『恋文』が好きだと思ったらしくて、でも今回刺さった『お絵かき』は『恋文』とは真反対のことを書いているからそのまま自分の変化みたいでたのしい。
あと他にもいろいろ言いたいことがあったんだけど、2020年12月12日に読み終えた当時の自分が全部言ってくれてたからしれっと引用します。ありがとう当時の自分。

均され歩きやすくなった大地を眺めるようだと勝手な事ばかり言う読み手でごめん。濾過した水は不純物がなくなって澄んでいるように見えるけど、取り除かれたのが砕けた宝石だったらそれらが担う燦めきもあっただろうに。止まり続けてはいられないのなら歩きやすい大地も飲みやすい水も必要となってくるけど。