まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

戦わない奴等の不遜

金曜日。昼と夜はともかく朝がだいぶ肌寒くなってきましたね。明るくなる時間も遅くなってきているからなのか、朝早い時間に目を覚ます事が減ってアラーム音で起きることが続いているここ数日。寝れなくて昼間眠いよりは全然良いこと。ふと思ったけどこの急に朝が寒くなり始める時期って毎年だいたい軽く体調崩すんですけど今年はそうでもなくて、これ多分早めに毛布をお洗濯して寝る時に使うって事を始めたのが大きいからでしょうね。きっと。早い段階からおふとんと毛布のツートップでぬくぬく寝てるから明け方に寒くて目が覚めるということも無いです。元気。
今日は起きてXをひらいたら昨日の続きみたいに胸熱なポストが並んでいて嬉しくなって、その熱量でもって気合い入れて出社したのに板挟みと困惑で文字通り消耗しまくった日でした。勘弁してくれ、って言う権利あると思う。言わないけど。関わるのしんどいよう。でもこないだみたいに『邪魔』を聴きたくなるというほどではなく、いま絶賛脳内再生されているのは『ブリキノダンス』です。これカラオケで歌えるようになりたい。

youtu.be

 

今日読み終わった本。
大誘拐天藤真
読書メーターで確認したら8年ぶりの再読だった。紀州随一の大富豪のおばあちゃんと、そのおばあちゃんの誘拐計画を企てた三人組の話。関西弁で繰り広げられる会話のリズムが絶妙だわ冗談抜きでどんどんスケールがでっかくなっていくわで、こういうただただ素直に面白く読めるエンタテインメント小説って宝物ですよ。と言いつつおばあちゃんが戦死した息子の話をするくだりで鴻上尚史『不死身の特攻兵』で読んだ理不尽な現実を思い出したりもして、リアリティに裏打ちされたフィクションが時の経過にも耐え得る様を目の当たりにしてるみたいですごい読書体験だと思う。8年も待たなくてもいいけど絶対また再読するし、いつか映画も観る機会があるといいな。