今日読み終わった本。
・街場のメディア論／内田樹
「本棚に著者名のアルファベット順に本を並べるということを僕たちは決してしません。もしそんな奇妙なことをしている人がいたとしたら、その人はその人で「変わった人間だと思われたい」という欲望に支配されていると診立てて大過ありません」のくだり読む度に毎回うるせーよ！！！！！！ってキレてるような気がする。こちとら便利だから五十音順に並べとんじゃい。他人にどう思われたいかじゃなくて自分のためじゃい。そんな感じでその部分だけは毎回ちゃぶ台投げるけど、メディアの知的劣化とか医療と教育の現場に市場原理を持ち込む事への危惧とかの、他の箇所に対する指摘は慧眼だと思える部分が多々あるので手許に置いてある一冊です。無知を恥じもせず厚顔に声高にふるまう事で先に被害者になって勝利をおさめる、って生きてて恥ずかしくないのかな。恥ずかしくないからそういう振る舞いを行えるって事か。
冬休み2日目の日曜日。晴れ。なんかやたら冷たい風がびゅうびゅう吹いてて寒かったほんとに。風邪などひかないように気をつけましょうね。そんな常套句で書き始めたけれど今日のわたしは髪を切ってきたので久々に襟足がなくなってうなじむき出しになりました。したがって外を歩くと首回りが若干寒い。なんか冬の寒くなる直前とかの時期にばかり髪を切っているような気がする。違うんです今回はですね、今週末にまたマーチダ氏の対談とかのイベントに参加できるのが決まってるから現状のとっ散らかった伸び放題の髪で行くのはなんかちょっとあれだよなって気持ちがあったものでですね。そんな感じでおかえりショート。お風呂あがりにドライヤーで乾かすのめっちゃ楽でした。わはは。
そんでもって昨日はサリンジャーの伝記映画を観ました。こないだ買った『ライ麦畑の反逆児』。今年の1月に映画館で観た時も結末に感極まったものだったけど、今回改めて観てまたぼろぼろ泣いてしまった。沈黙を保ったまま45年。本音を言えばそりゃもちろん新しい作品を読んでみたかったよ。でも生涯を通して作家であり続けたのだと考えたら、なんだかとても貴いものを視たように思えてですね。やっぱりこれからも大好きな作家です。そんで今日はその映画の原作本を読み始めました。評伝というやつ。今日美容院に行ったりとかしたからあんまり時間取れなくてやっと20%程度読み終えた感じなんですけど、現時点ですでにウーナとチャップリンが結婚してしまっていてこれから先何を語るんだろう…？という気持ちが少しばかりある。これ書き終わったら続き読みます。
昨日話してたのに忘れてたなって思い出して。比較写真。しかし単行本の方の表紙に厚みがあるおかげでいまひとつわかりづらいね。『告白』の方が200ページほど多いのよ。
