まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

両手ぴったりだったのに

眠気大爆発の火曜日。いつものこと。いよいよ来週に迫ってきたポルノさんの新曲発売が楽しみすぎて発売日当日である来週の水曜日にお休みとったんですけどカフェイレのタイミングに合わせてイベント発生はさすがに想定外でしたね。お休みとるの水曜日でなく火曜日にすれば良かった…。だから来週の今頃はもっと眠い眠い言ってるんじゃないかなと想像します。はよ寝れ。とはいえそれはそれとして生放送はめっちゃ楽しみです。4月にラバップ会員限定で配信してた時以来ですね。わくわく(効果音)。

昨日は22日だったのにすっかり忘れてボケボケなタイトルをつけた自分を殴りたい気持ち。ごまかせないから腹立たしい。どうにかこうにか良いように解釈して納得して心の平穏を保ちつつ想っている。高潔な人の高潔さを目の当たりにした。よく噛めば美味しいのだと知った。強張りがほどけて綻びるまでの一連の流れを見てしまった。全然聞いてないんだなって思う出来事と可哀想だと感じる出来事があった。両方に見えると思った。振り返ってみたらわりと賑やかな一日だった。眠いだけでなく。

 


今日読み終わった本。

・“狐”が選んだ入門書/山村修

わたし米原万里さんの著作で初めて読んだのが『不実な美女か貞淑な醜女か』だったんですが、あれを読み終えた時も最後の解説みたいな頁で著者が既に帰らぬ人となっている事を初めて知って大きなショックを受けたものでした。読み進めることそのものが、本一冊分の文章量でもって語られる著者の哲学を正座して向かい合わせで聞くような時間だったから哀しさも大きかった。もっとこの人の言葉を聞いてみたかったなと。そんで本書を読み終わった時にあの時の喪失感を思い出した。書評を書くには読みの深さが絶対必要だし、興味を持ってもらえるような的確な説明と引用の量のバランスも申し分なかった。こういう本をきっかけに読書の系譜を辿れたら素敵だろうな。800文字の書評を22年半日刊ゲンダイで発表し続けて来られたという著者のバックグラウンドも興味深い。削ぎ落とす能力と物腰の柔らかさはそこで培われたものだろうね。他の本も読んでみたい。