今日読み終わった本。
・注文の多い注文書／小川洋子、クラフト・エヴィング商會
知ったのが2015年の1月だった事を覚えてます。初めて訪れた南池袋の天狼院書店で単行本を見かけて、いつか絶対読もうと思っていた一冊。遅くなってしまったけど。商會という名称ではあるものの、クラフト・エヴィング商會さんに対して密かに抱いている印象は手品師に対する憧れに近い。微笑みと魔法めいた手腕と真っ白な手袋の鮮やかさ。最後のは吉田篤弘さんが書かれた『つむじ風食堂の夜』からの連想も影響してそう。眺めて読んで浸って、本書のきっかけとなった書物たちを知る喜びを貰って。そんなふうに楽しめる作品だと思う。だから4章のある部分で違和感を拭いきれず物語世界から離脱してしまった自分が少し残念。
火曜日。今日もひたすら晴れ、と言いつつ出勤してからは外に出てないんだけども。窓から見える光景は降ってるようには見えなかったからそれでよしとする。世間は夏休みなのかお盆休みなのかわからんけどとにかくそういうの真っ只中の三連休明けで慌ただしさのあまり気付いたらお昼で気付いたら夜。なんやねん。でも優しさや心配りに救われたりもしたので悪くない日でした。星球の境地はまだまだ遠い。だから目指すべく進むんだ。
ひとに誇れるような知識も経験も取り立てて思いつかないわたしですが、それでも経験を踏まえて胸を張って言える忠告のようなものをひとつ記しておきますね。引っ越しを検討していて住む地域を選べるのなら、ゴミの分別の度合いを予め確認して比較した方が絶対にいいです。ゆるゆるだった地域からガチガチに厳しい地域に越してきたわたしゴミの分別に振り回されまくってなんかもう物欲が減る勢いよ。外側の包装とかこれ捨てる時どうすりゃいいんだ？って考えると買わなくていいかって気持ちになるというか。それはそれで良いことみたいに響くな。とりあえず部屋に置く用のごみ箱をみっつ買いました。それとは別に蓋つきの大きいやつもふたつ欲しい。物欲減るって言ったそばから。そんな日もあります。おやすみ。
