まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

吹き消すこと二回

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雨の日曜日。友人に会いに久々に横浜へ。せっかく楽しい時間を計画してくれてたのにわたしが船酔いして潰れてしまったのマジで申し訳なかった…。ちょっとなるべく早めにリベンジさせて頂きたい所存。次にお会いする時は元気な黒井をお届けしますよ。これ以上無様なところを見られるわけにはいかない、でしたっけ西嶋の台詞。すき。もう十分無様だよ。

待ち合わせが日本大通り駅だったんだけど、早めに着いたから横浜でいったん降りてルミネの中にある有隣堂をうろうろしました。なんか好きなんだあの本屋さん。そんで久々に行ったらヨシタケシンスケさん猛プッシュしてて、大きめのコーナーはあるしTシャツやマグカップやマスキングテープも置いてるし新刊のエッセイは店内あちこち4か所ぐらいに置いてあるしで見てるこっちが嬉しくなりました。ヨシタケさんいいよね。部屋着用に欲しいぐらいですTシャツ。

 


今日読んだ本。

津軽太宰治

新潮文庫版はロッキンのために茨城県へと向かう電車の中で読んだのを鮮明に覚えてます。そんで今回も横浜へと向かう電車の中で読んだ。遠出のおともに最適だと勝手に思ってる名紀行文。太宰の明朗さも屈託も全部込められてる。

そんでわざわざ角川文庫版を手に取ったのは町田康氏の解説を読むためでした。さらっと調べた感じだと20年以上前に書かれた解説という事になりそうなんだけど、今の書評に比べて引用がやたら多い事とか随分な言い草の部分がある事も踏まえたらそれが事実でも驚かないな。でも奔放で独特な、読んでいて心地良い語り口は変わらない。作家の個性。