まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

ずっと一緒にいよう

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実際の距離感はこんな感じ。


徳島にて日曜日でした。今は無事に帰宅してトーキョーのおうち。飛行機でも新幹線でもおんなじだけどトーキョーに着いてからが長いみたいなとこあるよね。外にいる間は全然平気だったけど、おうちに着いて部屋でリュックをおろした直後に身体がものすごく重く感じられて、気持ちが元気だから自覚がなかっただけで身体は疲労困憊だったんだろうなとようやく気付いた。今日は早く寝ます。明日の深夜のために。

徳島2日目はもう観光を放り投げてひたすらのんびりしておりました。平日並みの時間に目が覚めて身じたくが済んでしまったから、かま玉うどんを食べてチェックアウトの時間ギリギリまでホテルの部屋で本を読んで。チェックアウトして鳴門わかめラーメンを食べて空港に向かって空港内を散歩しておみやげを買ってすだちジュースを飲んでからは飛行機の搭乗時間までずっとベンチに座って読み終わった本の感想を書いて昨日買った本を読み始めて、という感じ。いや本当はお昼前ぐらいに徳島駅からちょっと歩いたところにあるらしいベーグルと野菜がおいしいというカフェに行ってみようと思ってたんですけど、昨日ポルノさんがお二人とも徳島ラーメンの話をしていたものだからどうしてももう一度食べたくなってですね。昭仁さんが店名を挙げていた『いのたに』は昨日の今日だから絶対混むだろうと予想して、結局昨日と同じお店で同じラーメン。晴一さんが2012年のツアーの徳島公演の後にツイートしていたお店なのでわたしはこちら贔屓。駅前だから行きやすいし。でも並ばず入れた昨日と違って、今日は開店5分前に行ったのにすでに行列ができててわたしが8人目でその後も続々と並び始めてて店員さんが「今日どうした!?」って言ってるのが聞こえちゃったりして。みんなギブミー徳島ラーメンな気分だったんじゃないですかね。知らんけど。鳴門わかめ噛みごたえがあって好きだしこってりスープと海藻って相性抜群ですね。

それにしても徳島、4年ぶりだったけどいいところだなってしみじみと思いました。駅前においしいうどん屋さんもラーメン屋さんもあるし、ごはん食べられるお店も居酒屋さんもコーヒー飲めるお店も駅周辺だけで選択肢たくさんだし。贔屓にしているホテルもあるし駅からすぐの紀伊国屋がなかなか見ごたえあったし。また来たいです。ポルノさんがライブをされる会場によるけれども(鳴門市文化会館はこぢんまり感がアットホームで大好きな会場だけど最寄り駅の終電が21時なのがネック)。駅直結のスタバは席の間隔が狭い上にいつ行っても満席に等しいし話し声で騒々しいので、ひといきつきたい時は駅前の横断歩道を渡ったところにあるタリーズを推します。席数もちょうど良い上にそこそこ空いてた。あと関係ないけど空港から駅までの間を繋ぐリムジンバスでの移動距離が乗車時間30分ぐらいという距離なんですが、きれいに舗装された片側3車線の道路が延々と続いててその道沿いに駐車場がやたら大きいお店がたくさん並んでるかと思ったらすぐひらけた土地になったりする辺りほんと四国だなってひしひしと感じた。高知も高松も松山も郊外はこんな感じなの。車窓から高松とか室戸とかの懐かしい地名が見えた事にはちょっとだけテンション上がりました。そんでいちばん嬉しかったのは海が見えたこと。もうちょっと近付いてみたいね。


今日読んだ本。

権現の踊り子町田康

相変わらず声に出して読みたくなる作品名をつけますね。読書メーターに書いた感想は「氏の詩の死」と書きたかったけど字数が足りなかった。読み終わって改めて権現の意味を調べて唸った。そいでこの表題作が川端康成文学賞を受賞してるんですけど、もしその受賞が無かったらこちらが表題作になっている可能性もあったんじゃないかと思うぐらい凄まじい作品が『ふくみ笑い』。ポルノさんで言うアゲハ蝶と狼みたいな。違うか。平穏などと到底呼べずとも確かに日常を生きていたというのにいつの間にやら地獄のただなか。どこがその入り口だったというのか、狂っているのは悪意に刺され恥辱に塗れ血みどろのこちらなのか。読み進めながら某ゲームの終盤の展開を連想したんですけど作品名を書いたら完全にゲームの方のネタバレなのでお口ミッフィー(でも知ってる人にはこれだけでピンとくるかも)。面白かったです。できれば2019年の最後に作るランキングに入れたいけれども。

 


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昨日はどうしてもアルコールを摂取したかったので久々に居酒屋さんへ行きました。ビール飲めないから信頼と安心のカシスオレンジ。飲まない期間が長く続くと少量ですぐ酔えるね。この後に食べた鳴門蓮根の天ぷらと餃子もおいしかった。

言葉にできないままに目を閉じた方がよく見える思い出ばかりが増えていく。内緒話みたいだなってわたしは思う。幸せでした。