まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

回復の威力

日曜日。久々にリアルタイムでプロレス視聴して興奮のただなか。現地観戦が待ち遠しいですあと2週間。
昨日の夜はお風呂に浸かった後にやたら眠くなって、まだ21時過ぎとかの時間だったけど素直に電気消して寝たんですよ。で、ちょっと久々に夜中に目を覚ますこともなく朝まで寝て、ぱちっと目が覚めて起きたら腰の痛みが引いてました。違和感は若干残ってたけど駅まで歩いてるうちに大丈夫になってきて、駅に着く前ぐらいには普通に背筋伸ばして立ったり歩いたり出来るようになってた。昨日の夜にはまだ壁に背中をつけて真っ直ぐ立つことすら出来なかったというのに。人体の神秘というか治る力というのか、もともと備わってるものの凄さを思わずにはいられないです。すごいね。
そんで今日は朝のコメダ珈琲に行ったり最寄りの本屋さんに行ったりのお出かけ、からのお昼過ぎに戻ってきてからは延々と本を読んでました。おうちで過ごした日とほぼ変わらん内容。マイペースに生きております。

 

今日読んだ本。
『死と乙女』アリエル・ドルフマン
政治犯扱いで拘束され拷問と強姦の壮絶な地獄を生き延びた女性、弁護士でもある夫、ある偶然から夫を助けた医師、という三人の登場人物からなる戯曲。チリで長年に渡って独裁政権を敷いてきたアウグスト・ピノチェトの大統領失脚後という時代設定でなかなかにエグい描写もありつつ、庇い庇われの構図が鮮やかに移り変わっていく様とか私刑の是非とか民主主義に順ずることがとても残酷になる場面とかをこのページ数で書いているのは素直にすごい(薄めの文庫本だけど三分の一はあとがきと訳者解題なのよ)。
あとこの作品が発表当時はチリの人々(当事者など一部を除く)から全く評価されずなんならほぼ無視ぐらいの勢いだったというのもなかなかに悩ましい。海外で高い評価を受けたことでチリ国内の権威筋からも好意的な声があがり始めたと。国は違うけど李栄薫の『反日種族主義』を彷彿とさせる…。