まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

要するに名前の歌

木曜日。暑いね。エアコン効いた涼しいお部屋から出たくない夏の日。相変わらずおうち大好き人間を名乗りつつこの夏は例年より騒々しい日が続くはずなのであんまりおうちに引きこもってられない感じになりそうです。とはいえ暦だけ見た実感としてはもう夏も半分は終わりを迎えているようなものなんだけど。そこんとこどうなのかな。体調が悪すぎてあまり頭が回らんです。煙が見える。お昼に久々にコンビニのおにぎりを買って食べたらやたら苦くて悲しくなった事だけが残念だった事です。平和と呼ぼう。

 


今日読み終わった本。

・餓鬼道巡行/町田康

嘘や虚構を混ぜて膨らませて唯一無二の作品を拵える作家の矜持、と言えば聞こえがいいけどいまいち乗り切れなかったのはわたしが(これ書いてて気持ち良かったんじゃないかな〜とかの)余計なこと考えてしまって作品に没頭できなかったからだと思う。そんで巻末の詩で完全に置き去りになった感。他人の脳内を覗き見したような混沌とそこから生じる眩惑が怖くて勝手に一歩引いてしまったのかも。勿体ない読み方。わたしマーチダ氏の作品を表現するのに混沌って使いがちだけど、文章が持つリズム感はむしろその真逆の整然とでも呼ぶべき気持ち良さなんだよな。どうして共存し得るの。