まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

叩いたぶんだけ撫でた

水曜日。明るい曇り空。お前いつまでも甘ったれてんじゃねぇぞってセルフビンタ。痛い。でも目が覚めた感じはある。ひとつ行動を起こした。意気地なしなので頭で考えるより先に動いて自分を追い込む事でこれまでもなんとかやってきてます。だから結果的にはいつだって最適を選んでいるから今回もうまく進めばいいと思う。ずっと大切にするにはどうすればいいんだろうって考えた結果いまの私がいます。正しく伝わりますように。

 


今日読み終わった本。

・飛行士と東京の雨の森/西崎憲

タイトルが素敵だなと思って長いこと気になってたやつです。7話収録の短編集。閉塞感と呼ぶほど重苦しくなく諦念と呼ぶほど達観してはおらず焦燥と呼ぶほど切羽詰まってもなく……という感じでこの本の読後感にしっくりくる言葉を探し続けている。淡い物語。でもその淡さの中にときどき乱暴なぐらい現実を織り交ぜてくるから戸惑いもしたよ。あれ必要だったのかなって振り返った今でも思う。言葉未満の寂しさとか、劇的な出来事も振り返れば平坦に感じるところとか。なるほどなと思う部分もあったんだけどな。