あとがきが祈りだった

今日読んだ本。

・ひとりずもう／さくらももこ

もっとじっくりゆっくりのんびり読もうと思っていたのにさらさらっと一気に読めてしまったな。爆笑エッセイと銘打たれてはいるものの、現代の感覚だと笑えないくだりもあって厳しいかなと思いもしたのに。そういう諸々を全て吹き飛ばして絶対手許に置いておこうと思わせてくれた最後の3話がやっぱり素晴らしかった。デビューが決まる話は以前読んだ『〆切本2』でも感銘を受けたのだけど、その前の挫折と回り道は初耳。さくらさんって正直べつに難解な言葉とか独特な文章表現とか個性的な言葉のリズムとかがあるわけでもない筈なのにな。それでいてこんなふうに真っ直ぐ届いて、情景や心象に手で触れられるような文章を書けるのはやはり凄いことだと思う。

月曜日。晴れ。穏やか陽気。深夜から雨みたいだけど今はまだ雨音は聞こえない。ゴールデンウィークが明けてからというもの、昨日より今日の方が慌ただしいやないかい！って感じる出勤日が毎日続いてるんですけど何なんですかね。今日の慌ただしさ何これ。そんで明日は今日より人が少ないのが現時点で分かってるから今日以上にハードモードになるの分かりきっとるやん？何ねこれ。これ書き終わったらカフェイレまで少しでも眠っておくのだ。

今日の晩ごはんはほうれん草とまいたけと昨日の残りの豚肉を炒めて下仁田ねぎ塩だれで味付けしてパスタの具にしたやつでした。美味しかったしすぐに出来た。昨日読んだ本を参考にしたからほうれん草がべたーっとならずにしっかり野菜食べてるなって感じのしみじみする味わいだったのが嬉しかった。たくさん噛むのも満足度上げるのには大事だしね。スキマ時間に繰り返し読んで身につけてごはん作る時に実践して自分のものにしたいです。繰り返し読むで思い出したけどマーチダ・コー氏の『告白』を再読したい欲がまた高まってるんですけど難点はわたしが普段使うカバンが小さすぎること。持ち歩けないぞあんな鈍器。