まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

あの人は青が好き

今日読み終わった本。

耳そぎ饅頭町田康

相変わらずぶっ飛んだタイトルセンス。でも開いてみればどの章もお決まりの流れで展開されるエッセイだった。CDが売れぬと嘆いたり俗世の慣習やレジャースポットに対して偏屈っぷりを遺憾無く発揮しツッコミを入れたり、けれど何らかの発想の転換を経て自らに(或いはCDが売れるようになるために)足りぬものを求めディズニーなランドやナンジャなタウンや八景島シーパラダイスといった様々な場所に赴くマーチダ氏。水戸黄門とかと同じで必ずこうなるっていう起承転結そのものを楽しむ一冊という感じがする。それをこの独特の言語感覚でやってくれるのだから満足。そういえば村上春樹氏のカキフライの話をこないだしたばかりなんだよな。町田氏のカキフライが本作なんじゃないかな。カキフライは1ミリも登場しないけども。

 


水曜日。曇り。傘持って行ったけど結局降らなくて携えてるだけ。お荷物だね。明日は絶対必要そうな感じだけどね。今まで入力作業を行って頂いてた社員さんがヘルプで他の部署に呼ばれることになって、これまでその人に対応して頂いてた仕事が回ってくることになったので今週から早めに出勤する事を続けています。これまでは職場に早めに着いて休憩室で30分ぐらい本を読んでから自分の席に向かってたのが、休憩室で過ごす時間をカットして職場に着き次第自分の席に向かってるだけなので出勤時間とか起きる時間とかには何の影響もないんですけど。それでも本を読む時間は確実に削られているから先月や先々月ほどは読めなくなるんだろうなと想像してます。こうなるとますます時間の使い方を考えねばならぬという気持ち。行動を習慣づけるためには3週間続けるのがいいんでしたっけ。今から頑張れば年度末までには何とかなるね。そんで新年度からさり気なくリニューアルしたバージョンアップ済のわたしをお届けするのだ。自分でもよく分からないテンションだけど疲れてるのかな。

春用の靴を買いに寄った服屋さんでいい感じの靴を見つけてレジに向かってる途中で見かけたスカートに一目惚れしたものの今日は靴を買いに来たんやでって言い聞かせてスルーしたのだけど、でも惚れた気持ちはごまかしようがないのだなと思っている次第です。後で調べたらやっぱりかわいかったし、しかもおうち帰って袋の中を確認したら割引クーポンまでいただいてしまっていたという。使えとばかりに。実物を一回手にとってみてちゃんとときめいたらお迎えしようと心に決めたけれどそれはもうお迎えすること前提の決意と言えなくもない。仕方ないのだ自分自身に嘘などつけない。肝要なのはどう向き合うかだよ。