まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

今すぐ君に逢いたい

今日読み終わった本。

・暇と退屈の倫理学 増補新版/國分 功一郎

「人間は奴隷になりたがる」と「推しのおかげで人生が楽しい」の違いに思いを馳せること、自分はどうだろうと考えてみることで見えてくるものがあるんじゃないかな。哲学書の敷居の高さを難なくクリアした明快な文章でとても面白かった。本書で語られる浪費に対する消費の定義とかインスタ映えの奴隷そのものじゃないか。次は通読のみならず、何日もかけて断続的にではなく一気に読んでみたい。関係ないけどアランとかハンナ・アレントとかのいつか読みたい本として登録しといた何冊かの本からバリバリ引用されまくってたのでやっぱ読みたいと思った時が読むべき時なのだろうなとひしひしと感じた次第です。

 


水曜日。曇り。雨にはならず帰宅。知らんがなとしか言いようのない暴言を正面から浴びせられて少し落ち込んだ。発言の内容もだけれどそれ以上に、普段あんなに穏やかなのにこういう物言いをする一面もあるんだという衝撃の方が大きかった。いや違うな。そういう一面があること自体は別に(どうでも)よくて、そういう一面を仕事でしか付き合いのない私のような人間に対して晒すことに抵抗がないその事実に恐ろしさを感じたと言う方がより正確か。内在していること自体は私には関係のないことで否定する権利もないのでせめて上手に隠してほしい。それが大人としての品じゃないのか。なんで消化する努力を要されてんだ私。こまってしまってわんわんわわんやで。だけれども自分の機嫌は自分でとるのでポルノさんの公式YouTubeチャンネルでMVを延々と観たり晴一さんのツイートを遡って読んだりなどして浮上。おかげで光が射した。Apple Musicの再生形式に慣れてしまうとYouTubeで再生する前に流れるCMや唐突に右から出てくる\購入はこちら/も気になって仕方なくなるね。

晩ごはん作っててセロリ刻んでたら指が滑って左手人差し指の爪を先の方だけ削いでしまって悲しかったけど、そうでなく爪程度で済んだことは幸運だったんじゃないかと今は思う。考え方ひとつだね。