まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

本当は全部拾いたい

火曜日。明るめの曇りで真っ白の空。見上げると目がチカチカ痛む。2月は日にちが少ないから今日が締日だったんですけど、体調不良でお休みの方がちょいちょいいらっしゃった事とあと片付けないといけない事がいろいろ一気に集中したおかげで暇を感じる暇もない感じの一日でした。あっという間に過ぎ去ったぜ。ほんとなら火曜日だから眠たくてたまらん日でもあるのだけど今日は眠気を感じた覚えもないんだ。フルスロットル。今朝はなんかほんとに変な夢を見ていたはずなんだけどアラームに設定している昭仁さんの歌声(歩き疲れたら帰っておいで)が響き渡ってパチっと目を覚ました瞬間にブチっと引き千切られるような終わり方をして乱暴に現実に引き戻された衝撃で内容を全部忘れました。変な夢を見ていたような気がする、という余韻だけがある。唯一無二の光景を繰り広げていた筈なのに曖昧なまま「変な夢」という言葉に押し込められ振り返ってもらう事もないまま薄れゆく事実に対して可哀想だなあっていう心にもない言葉を思いついたりなど。

普段使わないGmailの受信ボックスを見ていたらインスタから覚えのないアカウント名が書かれた英文メールが来ていて、ただそのアカウント名自体は間違いなくわたしが考えたものだとよく分かる単語だったので試しに検索してみたら登録した事を全く覚えていないアカウントが出てきました。2012年4月10日の7時37分に登録したんだって。へぇ。全然覚えてないな。そんで記憶をたぐるよすがになればと思って2012年4月10日を振り返ってたら本屋大賞の結果発表が出ていて、1位が三浦しをんさんの『舟を編む』でした。なにこの偶然。ちょっと震えるほどの巡り合わせ。そういう驚きに胸を打たれる一方で結局インスタのアカウントを登録した時のことは全く思い出せないままなんですけど引き寄せめいた偶然が面白かったからもういいです。こんなことあるんだねぇ。

タイムラグがもどかしいけど星の瞬きだと認識する方法を覚えて自分のポジティブさをおめでたいと思ったりなどしている。言葉にしない事でなかったことにされるのは耐え難いものの、言葉にしない事が誠意なら言葉にしないと言葉にしてしまう事で突き崩されてしまったりするものだろうか。捻じ曲がって届くのは本意じゃないから宛名の話を何度でもしよう。守りたいものを守るためにいつだって最適解を選ぶ私でありたい。