まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

安堵を買いに

木曜日。曇り空。今はまだ薄日もさしているけど雪へと変わるかもしれないって。傘持って行こうかなあどうしようかなあ。悩ましい。荷物は最小限で身軽に動けるのがいちばんですよね。いま乗り換え待ちで新浦安駅ホームのベンチにいる。目の前を黒と白の羽根がきれいな見た目の鳥が二足歩行で歩いていくのがかわいくてしばらく目で追ったりなど。少し目を逸らしている間に反対側のホームに移動したみたいでさっきよりも遠くでよちよち歩いてて、エレガントで見事な飛行だったのではないかと想像します。見たかった。電車が来ました。

 


今日読んだ本。

・恥辱/J.M. クッツェー

最高の文体で書かれる最低の物語を読んだ。なるほどこういう考え方をするものなのか……って知れたというか。理解できない事と否定する事は絶対にごっちゃにしてはならないものだし。こういうのもまた得難い読書体験と呼ぶべき。

 

 

 

破れかぶれと言えば聞こえは良いかもしれないけど振り返ってみれば自分の事しか考えてなかっただけで、でもそれは自分しかいなかったからそれが最適解だったわけで。守りたいと思えるようになった途端に奪おうとするなんて酷い話だと思うし思ったけど自業自得とか因果応報とか言われれば返す言葉もない。反省した。そんなふうに思えるようになった。それも全部結果とそこからの今があってこそなのだけど。

今日という日を一点の曇りもなく迎えて楽しめるよう祈っていた。叶った。大丈夫だった。よかった。泣きたいと嬉しいのふたつだけだ。よかったよ。