今日読んだ本。
・久住邦晴(くすみ書房・店主)／奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの
昨日衝動買いしたやつ。著書名に『残したもの』とあるから覚悟して読んだ。病が発覚した後に書かれた事も影響しているのかもしれない淡々とした文章で綴られる「続けること」の壮絶な記録。文中に登場するお客さんの「本屋のない町で子育てはしたくない」って一言カッコいいな…。好きな「町の本屋さん」がわたしにもいくつかある。利便性に流されて大型書店ばかり贔屓しがちだけど、小規模な店舗で選りすぐりの品揃えだからこそ出会える一冊というのも確かに存在するわけで。来週末にでも遊びに行こう。
・J.D.サリンジャー／サリンジャー選集(3) 倒錯の森〈短編集2〉
昨年末に大掃除してたら出てきた。いつ買ったんだろう。トーキョーに住み始めて以降なのは間違いないけど詳しくはアマゾンの注文履歴見ないと分からないな(そこまでの情熱はない)。昨年発売になったサリンジャーの新訳作品に収録されていた話(本シリーズでは2巻目に収録)の当時の訳文が解説で引用されてたんですけど、訳者が変わればここまで受ける印象も変わるものなのか！と改めて思わされました。引用箇所はその作品の中で一番好きな箇所だからよく覚えてて、この人の翻訳で読んでいたら正直あれほど胸に刺さる初読の体験は得られなかっただろうな…と思いもした。とはいえ本書に収録の作品達はやっぱり素晴らしくて、現状手に入りにくいという事実も踏まえて新訳版が出ないかなあと切に願うばかりです。
お正月休み最終日でした。相変わらずの快晴。清々しい。でもわたしはおうち大好き人間の休日を過ごしていたので洗濯物干すのにベランダに出た以外は外に出てません。まだ三が日の間だけれど洗濯物干さない方がいいのかな…とも思ったけど明日は仕事始めなんだ！おうちに居ないんだ！って内心ごめんなさいをしつつ干したらお昼には乾いてました。取り込む時に何気なくお隣のおうちを見たらお隣さんも普通にベランダに干してた。何だったんだわたしの葛藤。
お昼ごはん代わりに食べたセブンイレブンの冷凍のたこ焼きがえらい美味しくて企業努力！って内心拍手。晩ごはんにミネストローネ作ったら野菜炒めて煮込んでトマト缶も入れてほぼ仕上がったところでお肉入れるの忘れてた事に気付いて大急ぎで入れた。いつもは野菜を炒めたところにお水入れてから沸騰する前の段階で入れるのです。むかし美味しんぼで読んだすき焼き回かしゃぶしゃぶ回だったかで読んだ手順を参考にしている。そうした方が徐々に熱が通るからお肉が柔らかくなってると思うのだけども。
明日はたぶん慌ただしすぎて一日があっという間に過ぎるだろうし明後日が土曜日だからそれほど悲観してない。問題は週明けよ。頑張りましょうね。山本彩さんの久々のショートカットが拝めたしふとしたきっかけで未読だった町田康氏の現代語訳作品も読めたしでたいへん良い日でした。どすピンクってなんやねん。笑。
