出会いなおした読書

今日読んだ本(久々！)。
吉田篤弘／金曜日の本
タイトルと帯だけ見て勝手に書評集だと思ってわくわくしてたら回想録で若干の肩透かし感。いやクラフト・エヴィング商會名義の『おかしな本棚』めっっっっちゃ好きなんですよ、あれのおかげで吉田氏の書評には全幅の信頼を寄せてるから今回もあんなふうなのかなあって思ってて…。勝手に期待したわたしが完全に悪いんですけども。
中学生ぐらいまでの頃の出来事を綴ったそうで、あとがきにもすべて事実だとわざわざ記載があったけど無理もないなと思う。吉田さんの小説で読んだ覚えのある沢山のエピソードが散りばめられてて。酒瓶のフタ収集は『空ばかり見ていた』だし宙返りが得意な転校生は『それからはスープのことばかり考えて暮らした』で、両手だけの手品師は『つむじ風食堂の夜』で甘い水は『水晶萬年筆』、レコードのエピソードは『針がとぶ』か？あとそれこそ『おかしな本棚』収録の蜂の巣がある本棚のエピソードだってあって、他にもきっとまだ沢山の、物語へと昇華された思い出の断片があるんだろうなと想像する。本と過ごしたしんと静かな時間も死神のような男とかの仄暗い思い出も、なにもかもを同列に同価値として淡々と綴る文章。回顧録なのに長い詩を読んだような不思議な読後感だった。吉田さんの作品はこれが初読です、って人にはいったいどんなふうに響くんだろうこの一冊。
あとポルノさん目当てで買ったビーパスの感想をようやく書けた(札幌から帰ってきた日の夜に読んでた)のと、人生で初めて買ったロッキング・オン・ジャパンのポルノさん部分を。ビーパスはインタビュアーさんがとんちんかんなこと言ってんなあって思いつつ「自分を構成する3つ」の質問に感謝(この違いにポルノグラフィティそのものが明確に出てるし、こういう二人がやっててどっちも曲つくれて歌詞も書けるとなるとそりゃあれだけ多彩な振り幅誇れますよ)。ロッキング〜の方は全部興味深かったけど個人的な一番は岡野さんによる『Fade away』解説のくだり。岡野さんご自身が『むかいあわせ』の歌詞について語っているのを読んだ時以来の涙腺にダイレクトアタックな感銘を受けた。

おうち大好き日曜日です。
お洗濯しておふとんと毛布を干したらベランダの窓のあたりが毛布とシーツとバスタオルで遮られてお日さまの光が部屋に届かなくなったので罪悪感をおさえつつ真っ昼間から暖房を駆使しました。あとは掃除したり前述の本とかを読んだりどうぶつの森を進めたり札幌公演の感想を書いたり荷づくりしたり。ゆるゆると過ごしてほぼほぼチャージ完了ってやつです。ポケ森はたまに遭遇するフレンドでもなんでもない全然知らない人のキャンピングカーの2階におじゃまするのが楽しいです。1階はまだパブリックスペースの残り香があって誰も彼もきちんと感があるんだけど2階は好き放題やってるのが顕著で面白いんだほんと。一番インパクトあったのは部屋の真ん中にガスボンベだけ置いてた人。
明日は仕事が終わり次第羽田にダッシュ飛行機ビューンです。はりきっていこうじゃないか月曜日！よっしゃ！

深刻なくだもの不足

土曜日です。
天の恵みのごとき雲ひとつない清々しい快晴。土曜日なのに晴れだね！わーい！今日と明日の2日間かけてお洗濯とおふとん干しを本気でやるつもりでいて、今日はとりあえず半分すませた(干す場所があんまり広くないから)。続きは明日。

↑11月25日。

↑今日。
人生で初めて、積もった雪の上を歩いたあとに紅葉をくぐるという経験をしました。

洗濯物を干し終わってからお出かけしました。電車に揺られて所用を済ませてから池袋へ。鶏肉料理の居酒屋さんがやってるランチの定食がリーズナブルで好きなんですけど何気に量が多くて、初めて行った時は完食したけどおなかが苦しくなって2回目の時にごはん少なめにしてくださいって言ったのにまだ多かったから3回目の今日はごはん半分にしてくださいって言ったもののこれ半分じゃなくて7割はあるよなあって量で出てきたので次に行った時にはごはん3分の1にしてくださいって言ってみようかなと画策してます。チキンカツは相変わらず文句なしにおいしかった。幸せのサクサク食感。
そのあとジュンク堂池袋本店の中にあるカフェに初めて入ったんですけど、渋谷店同様に壁側を向いたカウンター席・人文書フロアの奥という静けさ・ブックカフェのため大きな声での会話はご遠慮くださいって注意書きまである徹底っぷりのおかげでものすごく居心地がよかったです。席も8割は埋まってる繁盛っぷりだったけど一人客の人達ばっかり(わたしもそのうちの1人)で、みんな読書に没頭してるのもまた居心地の良さに貢献してそう。もっと早く行けば良かった。そんな居心地の良い場所で音量消してポケ森やっててすいません。いいかげん札幌公演の感想を書き上げてしまいたいなと思って入ったはずなんだけども。こんなはずでは。明日はひたすらインプットとアウトプットの日にするぞ。

私は黙って消えたい

金曜日です。
仕事で久々に消耗して泣きたい気持ちになって、冷静になろうと思って倉庫仕事を片付けたんですね。んでそこでやる事が単純作業だから淡々とこなしてたらだいぶ落ち着いて、落ち着くと同時に頭の中やら感情やらが凪いで静かになったところで不意打ちのように「目立たぬ場所で踏ん張っている Working men blues」のフレーズが頭に浮かんできてうまく言えないけどなんかこう頭で言葉を認識するのとはまた別の次元で歌詞を理解できたような気がしました。なんとなく。タイトルにWorking menって入ってはいるけど歌詞になって歌われている事はもっと大きな範囲で普遍的なテーマなんだ、という事を、気持ち的にはhumanだと仰っていた作詞者さんの言葉を思い出しつつしみじみと感じたというのか(胸に湧いた実感そのものは掛け替えがないのに言語化した途端に陳腐に響くの悲しくなるね)。と同時に自分が目立たぬ場所で踏ん張っているような、自分を後回しにしても笑っていられるほどの度量もない矮小な人間だという事を改めて思い知らされて新たにヘコんだりもした。本当は、というか本来は想うだけで良いはずだし淡々とやるだけで良くて、でもそれは突き詰めてったら最終的には人に期待しないという事になりはしないだろうかって考えてしまうところに私の人間としての小ささが顕著に出てるようにも思う…。自己完結は優しさと冷酷のどちらの顔も持ってるから用法用量を守って正しくお使いください。
ところで改めて歌詞をじっくりと思い起こしてて、大サビにあるのが「この」じゃなくて「その」なあたりやっぱり本当に応援歌なんだなといま思った。ロック歌手が放つ応援歌。悪くないよ。

東京に越してきてからは初めてになる日本武道館に行かない12月1日でした。ポルノさんが出るのならばって思って結局チケットとらないまま日にちが過ぎてしまって、でも今日は退社したあたりの時間帯でものすごく頭が痛かったからおとなしくおうち帰るべき日だったんだと思うことにします。たぶんストレスと酸欠。マスクしてたし。
明日は土曜日。

都市伝説じゃなかった

木曜日です。
いま自分で木曜日ですって書いといて自分でびっくりした。釧路公演からもう1週間経ったのか…！という驚きと先週の今頃は北海道にいたんだなあという驚きがそれぞれ。ポルノさんの公式サイトのスタレポであがってたお写真も1週間前の話って事になるんだ。コーインヤノゴトシ。呪文みたい。2年前のダイキャスツアーで富士市文化会館ロゼシアターに行った時ぶりに全然知らない街に降り立ってそこを歩くっていう体験をさせてもらったので、いつも以上に感覚が鋭敏になってたのかバスから降りて歩いた駅前の巨大な交差点とか曇り空とか空気の冷たさとかのひとつひとつがいまだに鮮明で出来る事なら真空パックするみたいにそのままを覚えておけたらいいのになと思います。そんでまだ行った事ない県たくさんあるから、同じようにこれから待ってるだろうそのひとつひとつも大事にしたい。関係ないけど釧路公演で隣の席だった人がすごいフレンドリーで着席した瞬間にいきなり話しかけてくれたので開演前と終演後にわいわいしたんですけど、その後ホテルの廊下でばったり会って挨拶したのいま思い出してもすごかったなって思う。思いがけない事が平気で起こるのが旅というやつだ。たぶん。
おととい出社した時には引き出しがつっかえる勢いでわんさかあったお菓子がちょっとずつ減ってきて日常へのソフトランディングの可視化だなって思いました。平和なことです。来週の月曜日は週明け対応でおおわらわなの目に見えてるから明日が勝負というやつで、だからこそ早めに寝たらいいの分かっちゃいるんだけどそれはそれとしてどうぶつの森が楽しいです。案の定ハマりたおしてる。ようやくキャンピングカーの2階を増設できたのでこれからどんな部屋にするか考えてるところです。わくわく(効果音)。

どうせなら○○で○○○てみたい

水曜日です。
さすがに2日間連続で暖機運転が許されるほど甘くなかったようです。ハイペースにばりばりこなしてきた。ばりばり(効果音)。以前読んだ土屋賢二先生のエッセイの章題が漢字一文字ずつで問・題・山・積だったなって思い出した。頭痛いことばっかりやで。

つまらないことを書いたので突然の雪景色でうやむやにします。赤れんが庁舎ほんとに綺麗だった(赤れんが1ミリも写ってないけど)。次は緑豊かな季節に見たい。そういや土日の札幌の雪は東京でもニュースになってたよって課長から聞いた。すごい時期に行ったんだな本当に…。
風邪予防の気持ちも込めて先週明けからずっと仕事の日はおうち出てから戻ってくるまでマスクして過ごしててやっぱし普段より喉が楽な気がします。でも保護の気持ちひとつで装着してるけど要するに甘やかすのと紙一重というか、鍛えるつもりでときどきは外気に晒してあげたほうが結果的には強くなるんじゃないかなと今ふと思った。ただし試す勇気はまだ無い。一番良いのは人混みに近付かない事ではあるんですけどね。週末出かける時早めに帰って来よ。

連なって繋がった

出社したら机の上がお菓子まみれでした。わたし以外にも金曜にお休みとってた人と月曜にお休みとってた人がいたようで、名古屋とか博多とか全国あちこちのお菓子にわたしが配りたおした北海道のお菓子が加わるやつ。先週お休みに入る前にもらったものたちもあわせて引き出しが若干開けにくい勢いの大量のお菓子。ありがたい。おやつにちょっとずつ食べます。
暖機運転みたいなテンションで穏やかに仕事できたのと、月末だからなのか火曜日の割にはそこまで慌ただしくなかった事もあってとっても穏やかな気持ちの夜。ただやりたい事の多さに対して使える時間が少なすぎて悩ましいです。参戦したライブの感想も書きたいし(釧路と札幌土曜はなんとか書いた。はてなブログは記事ごとにパスワード設定出来ない？のが残念)、Photobackで遊びたいし札幌のホテルから読みかけになってる九マイルは遠すぎるの続きも読みたいし釧路駅の古本屋さんで買った本たちも読みたいしFF9の低レベル実況動画の続きも観たいし、そしてなにより北海道旅行が終わるまではって思って我慢してたどうぶつの森アプリを遅ればせながら始めてみたらこれわたし間違いなくのめり込むやつだ！って感じでのんびり遊ぶのが楽しくて延々とやっていたいしで。自分があと4人ぐらい欲しいな。そしたら誰に仕事行ってもらうかが問題だな。
ところで今日1日仕事して気付いたんですけど、札幌にいた間に朝のお散歩と称して毎朝街を歩き回ってたのがなんだかんだで普段と比べて良い運動になってたみたいです。完全にいつも通りぐらいな感じの食事量なのに、仕事でほぼ座りっぱなしだったからなのかぜんっぜんお腹が空かない。このままの勢いで胃を小さくしたいものです。

ほんとに届くんだな、ってびっくりする事がありました。すごいな。SNS隆盛だね。
ベストアーティストで観た生ポルノさんに対してなんかもう正座したい気持ち。際限なく湧き出てくるからもう遠慮なく溢れたらいいよって勢いで好きです。

僕に伝える権利が無くても

明日のベストアーティストを録画予約するために容量を空けてたらこんな時間になってて真面目に焦ってます。こんばんは。東京にて月曜日です。
なので手短に。


朝。札幌。快晴。散歩。凍結。致命的なの寸前。おいしい海鮮丼。晴れの燦めき。青。白。眩しい。微笑ましい痕跡。空港へ。車窓から雪原。迷子。完遂。青空。




離陸。山脈。雪原と雲海の差異。東京へ。曇り。帰宅。余韻。余韻余韻余韻。

旅が終わったのに寂しさがないのはじゅうぶん堪能したのとチャージ完了したからだと思います。いろいろなものを見たしいろいろなものが見えた。初めて行った北海道も雪を程よく楽しめる良い時期に行けたと思う。また行きたいです。そしてまた胸張ってライブに行けるようにわたしの日常を頑張るのだ。
ありがとうございました。