まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

私は地図が見たい

今日読んだ本。

・特別試し読み版 日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 池澤夏樹=個人編集日本文学全集

町田康が現代語訳を担当した、今で言う『こぶとりじいさん』が読める試し読み版。以前出版元のウェブサイトで無料公開されてた話がKindleでも無料で読めるようになったやつみたい。Kindle版はマーチダ氏の序文も読めるからお得と言える。感想は以前ツイートもしてる筈なのでさらっと、マーチダ氏の文章が好きか或いは『パンク侍、斬られて候』を戸惑わず面白がれるなら大丈夫です。今すぐKindleアプリをインストールだ。

 


・ころべばいいのに/ヨシタケシンスケ

マクラ抱いて寝る脱力のポーズとか落っこちてるものものが顔に見えてほっこりするとかは実体験っぽいリアリティ。罪を憎んで人を憎まず、だとちょっと意味が変わってくるかな。でもそういう感じの結論。わたしはすぐにその人自身をも嫌いになるからな。見習わないといけない。そうなんだ私も好きな人達のことだけ考えていたい。思考停止のための逃避として縋るのは違うと思うけど、嫌いな人や嫌なことばかり繰り返し思い出したりして負の感情を自分の中で過度に煽るのもまた違うし。その辺のバランスを取る事を早めに習得したら生きやすさが増すと思うからこういう発想に絵本で触れられるって貴重なことなんじゃないですかね。

 


日曜日。斜めに降る霧雨。おかげで傘が何の意味もない。しっとり湿るぐらいの小雨だったからまだ良かったけれども。髪を切るためにお出かけしていたので足元がえらいこっちゃでした。だから早めに帰ってきて調べ物したりなどしつつ。今日このブログめっちゃ遡ってくれた人がいるのか沢山の人がどどっと訪れたのかわからないけどアクセス数のページをひらいて表示されてる数字を二度見しました。後者なら昨日書いたデスノートのせいか。それなら納得だけども。

昨日は人生で初めての千駄木と根津におでかけをしました。谷根千の根と千。教えてもらった本屋さんが興味深い選書の棚ばかりで眺めていてめちゃくちゃ面白かったし一回行っただけですっかりファンになりました。個人経営だったのかな。聞き忘れた。あの書店うちの最寄駅にできないかな。そんで今回はその書店と自然食品のお店に行くためのおでかけだったのでずんずん歩くのがメインだったんですけど、そのずんずん歩いてる途中にもお洒落っぽいカフェや美味しそうなお店をいくつも発見できたので今後贔屓にしたい街になりました。駅前でマンションも立ち並んでて車通りも激しいのになんとなく街全体の雰囲気がのどかなのも良かった。いつか住んでみたい。