まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

あとは君がいれば完璧

今日読み終わった本。

1973年のピンボール村上春樹

初読。僕の話と鼠の話が章ごとに変わるけれど、結局は僕の物語だったなと読み終わった今は思う。確実に鼠パートの三人称視点のせい。初期ゆえか比喩が独特で読んでて素直に面白かった。出会う事はいつか必ず迎えなければならない別れを抱える事でもあって、展開も人々も淡々と描かれているからこそ様々なかたちで訪れる幾つかの別れが際立って見えたしあの出来事はわたしには奇跡めいて映ったよ。メタファーとか全然考えずに書かれてあるそのままを受け入れるからただただ眩しかった。すべてのものに同じ光が降り注げばいいけどそんな奇跡など起きないことをよく知っている。だから一緒に居られる今をめいっぱい慈しむんだ。

 


・クローヴィス物語/サキ

いまさっき読了したからこれ書き終わったら感想書いてから寝るつもり。サキの短編集すんごい久々に読んだけど相変わらずキレッキレ。読書メーターよりも先にこっちを書こうとすると途端に言葉が出てこなくなる。とりあえず好きと愛着って別物なんだなと思いました。

 


事情によりおうちでなくホテルに泊まっている日曜日です。晴れ。旅行とかでない日にデパ地下でお惣菜とか買って本を持って行ってチェックイン可能時間になり次第部屋にこもって気兼ねなく過ごす、という事を一度やってみたかったのでここぞとばかりに実現させました。ケールとブロッコリーのナムル風サラダ美味しかったから多めに買って良かった。いい夜。枕が固いのとフカフカのと2種類あってフカフカの方がいい感じの高さなおかげで既に寝そう。今夜こそうまく眠りたいです。明日を無事に終えられたらようやくひと段落つくはずなんだ。

昨日は丸善に貢献しまくったり意外と納得の両方を受発信したり、暑い季節の到来とかキャップに衝突とか盛りだくさんな一日でした。幸せだった。尽きぬ言葉と希望の矢。