まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

青い猫でおしまい

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土曜日なのに雨じゃない!晴れ!それどころか快晴!昨日の予想通り暑い一日を前橋で過ごしました。楽しかった。上越新幹線も初めて乗ったし群馬県に行ったのも初めてのこと。そしてなにより好きな作家である町田康氏を初めてこの目で見れた事と、14年前にインターネットで繋がった事をきっかけに付かず離れずで仲良くさせて頂いてる人と初めて実際にお会いしてご挨拶をさせて頂いたのがとっても大きな出来事でした。こんな形で同じ舞台を観に行く時が訪れるなんて。巡り合わせをを凄いことだと思うのと同時に、過去の選択の積み重ねが今を形作っているのだという厳然たる事実に想いを馳せずにはいられない。どんなきっかけだったかもう忘れたけど偶然見つけたマーチダ氏のツイッターのアカウントを今もなお知らないままでいたとしたら今日のイベントも気付かなかったかもしれないし、そもそもマーチダ氏に興味を持ったのも去年本屋さんで偶然見かけてなんとなく手に取った『パンク侍、斬られて候』だったからそれが無ければ今日をこんなふうに過ごすことなど決して無かっただろうし。そういうひとつひとつを想うのと同時に、これまで文字や写真だけの存在だった人が実際に目の前で動いて喋る、同じ時代を生きているひとりの人間であることを確認できた歓びも大事にしたくてですね。モノクロだった光景が一気に極彩色になった感じか。でもスマホの画面上で目にする文字や写真といった平面だった存在が立体になったのだからそれ以上か。小難しい感じでこねくり回してるみたいだけどほんとお会いできて良かったし楽しかったです。見つけた瞬間待ち合わせしていたかのように手を振ったりなどして。しまださん大好きっ子とはるいちさん大好きっ子が喋ったらそりゃそうなるよなって感じでしたね。むふふ。どら焼きも美味しかったな。

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左側は午前中にひとりでぶらぶらしていた時に立ち寄ったアーツ前橋という美術館のような施設でやってた展示。券面の写真(深夜に撮った桃の樹)は綺麗だけれど他の展示作品は鮮烈かつグロテスクでなかなかの生々しいカオスっぷりでした。いまこれ書いてて気づいたけどわたしカポーティの『夜の樹』今朝から読み始めたところだ。なんだこの偶然。

右側が今日のお目当てだった朔太郎忌に行われるイベント。第1部の対談も興味深い話題があってこれもうちょい詳しく聞きたいぞって部分もあったりして。そんで第2部はマーチダ氏いい声でした。あとめっちゃ細かった。わたしはあまのじゃくなので過剰さには引いてしまうところがあるんですが、その点みさいづさんは絶妙なバランス感覚。いい声でしたし(結局そこか)。

他にも書きたい事があるのに時間が無さそう。良き一日でした!