まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

愛と書けば良かったね

今日読み終わった本とか。

・ふまんがあります/ヨシタケシンスケ

昨日の夜おうち帰ってきてから読んだ。表紙のこどもたちが皆それぞれ表情やポーズで不満を表明しているのだけど、そのバリエーションの豊かさからもうヨシタケさんの絵本作家としての凄さがよく分かりますとてもかわいい。それとも実際にお子さんを間近で見てきた事から生まれる説得力かな。とはいえ本編内でおとーさんが語る空想の豊かさはご自身の素質だと思うし。良き一冊でした。

 


・&Premium 2019年4月号 [心に響く言葉、との出合い。]

特集名で気になってた雑誌。一番楽しみにしていたのは村上春樹氏の比喩を取り上げた頁で、一番刺さったのが『国境の南、太陽の西』からの引用だったのも凄いなと思った。星の王子さまは鉄板。椎名林檎さんの歌詞は3曲とも初見だったけれど、こうして詩として読んでしみじみと胸を打たれたのがなんだかすごく嬉しかったな。うつくしい言葉。

 


・湖畔の愛/町田康

こういう日のためにとっておいた一冊なのだけど、読み終わって振り返ってみれば吉田篤弘さんの『月とコーヒー』を読み終わった翌日に読むというのも凄い巡り合わせだなと…。いやむしろ凄いからこそ巡り合わせと呼ぶのか。マーチダ氏が恋愛小説??????ってニヤニヤしていたのに読んでみたらしっかり町田ワールド。一貫してデタラメでやりたい放題、ってもうそれだけで矛盾なのに不意打ちで胸を突かれる。集団心理と高揚。考えなしに放つ暴言が自らにかける呪い。芸に対する向き合い方。ハチャメチャな物語を介して町田氏の考えの一部を伺えたのだと思う。漫然と生きるには長すぎる人生を、心のままに生き抜いていくために必要なもの。

 


昨日はずっと行きたかった本屋さんに行ったり気になっていたカフェに行ったり渋谷のHMV新日本プロレスの展示をやってるとの事で急遽観に行ったり。なかなかに賑やかな一日でした。たくさん歩いたし面白かった。歯車が噛み合うとはこういう事を言うのかなと。そんなふうに表現するのが一番しっくりくる事ってあるよね。そうやって特別になっていくんでしょうね。

そんで今日はトーキョーで日曜日。晴れ。ポルノさんのUNFADEDツアーがついに最終日という事で朝から万感の思いでいます。開演時間が過ぎてからツアトラとかの写真をインスタに一気にあげてきた。楽しかったな。そんで終演後に東京ドームの特設サイトがオープンするという事を忘れててさっき思い出して嬉しくなった。今は参戦組のツイートをそわそわと待っているところ。あまりにもそわそわするから落ち着こうと思って横浜の時にフォロワーさんにいただいたキャンディをいただきました。リアルな満月の模様でいちご味ってそれもう実質アポロですよね。すごい。ありがとうございます。

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朝ごはんこれでした。美味しかった。ありがとう。