まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

事象の地平

木曜日って本当ですか。気持ち的にはまだ火曜の夜ぐらいの実感なのだけど。あと明日一日出勤したら土曜日という事でこれはもう勝ったも同然というやつ。へへ。今日もいいお天気でした。昼間がちょっと曇ったけれどその分夕方の職場を出た頃に見上げた空がなかなか劇的で良かった。夕陽の色に染まる雲が千々に舞い。

それにしても今日は肌寒かった。出勤前に天気予報を見てコーチジャケットでなく冬用の裏地もこもこなコートを着る事を決めたけれど大正解だった。来週の半ばから暖かくなるみたいだからここが耐えどきってやつですかね。来週は木曜が祝日だから気持ち楽かも。関係ないけど仕事で来年度のための年間予定表みたいなものを作ってた時、来年度は火曜休みが2回ある事を知ってちょっと嬉しかったです。月曜深夜にカフェイレ聴いてからの翌日が休日って最高じゃないですか。そのあとまた3日出勤したら週末。ヒューヒュー。

そんで今日はいつ以来かわからないぐらい久々にポン・デ・リングを食べました。職場の方が課の全員に配っていたのをいただいたおかげでいちばんオーソドックスなやつを。自分で買う時はチョコレートが塗りたくられてるやつを選びがちだから貴重な機会。ありがたいことです。

 


今日読み終わった本。

・〆切本2

総勢80名の作家の、あちこちに発表された〆切にまつわるエッセイをひとつに集めた一冊。要するにカキフライ。でもそこはやっぱり文章を書いて生計を立てている作家の面々だから流石の振り幅や奥行きを堪能できるわけです。町田康目当てで買ったらテースト・オブ・苦虫2巻からの抜粋で嬉しいやら悲しいやら(どこ探しても無いんだってばそれ)。マーチダ氏以外だとさくらももこの章がとても良かった。デビュー前のエピソードで、これを収録するって〆切を広義に捉えすぎだろと思わなくもないけどおかげでヒリヒリする良きエッセイに出会えたのだから文句などないのです。作家の矜持に出会える山崎豊子も良かったし、田辺聖子は読みながら想像したりした。わたしは作家ではないけど見送る側の痛みに想いを馳せる事ぐらいはできる。思い描くだけで胸が張り裂けるからやはりわたしは見送る側になりたいと思う。こんな痛みを背負わせるような事などしたくない。あと太宰治の『駆込み訴へ』を再読しなければと思ったので新潮文庫版のどの本に収録されてるか教えて下さい(業務連絡)。