まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

並行し得るのが人間

日曜日。快晴。明日の服を選ぼうと思って天気予報を見たら明日の最高気温が18度とかって書いてたように見えた気がするけど何かの冗談かな。寒暖差で体調崩しかねないやつだから控えめに言って勘弁して欲しいです。緩やかに穏やかに行こうぜ。

昨日は結局のんびりした休日でした。上野駅改札内にある本屋さんに初めて入ったのだけど、広くて品揃えもまあまあだった事に加えて小説や漫画の推し方がなかなかに大胆で見ていて面白かったので心に留めておこうと思いました。おかげで上野エリアでは2番目に好きな書店へと昇格。さすがの新幹線停車駅という貫禄。

そんで今日はおうち大好き人間の休日。朝一でお洗濯を2回して干したらバスタオル的なやつらはお昼には乾いてくれてたのでやはり晴れは嬉しい。晩ごはんは鶏むね肉をドーン!の中華粥。炊飯器で炊いてスプーンでほぐしながら食べるのです。美味しかった。

 


今日読み終わった本とか読んだ本とか。

・ママは何でも知っている/ジェイムズ ヤッフェ

軽妙洒脱な会話と鮮やかな謎解き。アームチェア・ディテクティブはやっぱり短編で読むのが良いなあとか思ってたのに最後の話がそこそこ長かったね。でも過去と現在が見事に交錯する読み応えじゅうぶんな一作だった。そして解説を読んで、その最後の話を発表した20年後に同じシリーズの長編を発表した事を知って作家としての凄まじさを感じもした。


・戦争と世界 (マヤコフスキー叢書)/マヤコフスキー

お借りした詩集。序文の町田康は平常運転(好き)。読み終わってからタイトルを眺めて、本当にこの通りの一冊だったなと思った。血みどろの光景と肉塊。嘆き。感嘆符とメロディ。詩のための言葉を求めて内へ内へと沈んでいき傷口を抉ってでも勝ち取ったからこそ開かれ拡散し後世まで残る詩たり得るのだ。きっと。反戦の意志を聴いて。


動物のお医者さん①/佐々木倫子

白泉社文庫。昨日行った上野駅の本屋さんで購入したやつ。むかし実家の母の本棚から拝借して読んで以来大好きな漫画で、見かけてしまったらもう読み返したい気持ちが募りたおしてですね。いま読んだらほんとに登場人物がどいつもこいつも個性的(ハムテルの穏やかさすら濃いキャラ設定として感じられるってどういうことだよ)。そんな強いキャラ達とH大学獣医学部という独特な環境の日常を組み合わせた結果がこの名作というわけです。2巻も買っとけば良かった…。


新藤晴一 ポルノグラフィティ (GUITAR MAGAZINE SPECIAL ARTIST SERIES)

「28冊目は特別な本を読む」と一応毎年決めてあるのです。なので今年はこちらを。4章で泣きそうになったのにゴロゴロゴロゴロで笑ってしまったりと感情があわただしい。幸せなこと。そしてこれを読んでいたので今日中に聴こうと思ってたカフェイレを聴けてないままなので明日の夜になんとしてでも聴かなければと思っています。