まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

燃やし尽くしてください

今日読んだ本とか読み終わった本とか。

シェル・シルヴァスタイン/ぼくを探しに

最小限の言葉とシンプルな線で描かれた絵本。読みながら少し泣きたくなった。今のわたしなら大盤振る舞いできるのに。そういうわけにいかないけどそういう事を思うのはこれはもう反応のようなもので今の私とは切り離して考えるべき現象。切り分けた果実の片方のように、が脳裏に過った、という事を読書メーターの感想欄に書きたかったけど字数オーバーで書けなかった。このフレーズは我が半身の比喩だとずっとそう思ってきたけど、そうでなく本当に果実のことなのだろうと初めて思えた。切り分けた果実の片方は君の手に、もう片方は私の手の内に。それを握る君と私は別々の存在で所有など叶わずましてや同じものになどなれるはずもなく、だけど手の内にある果実の断面がぴたり重なるのはこの世で君だけなのだ。そして別々の存在だから君が口ずさむ歌を聞ける、耳を傾けられる幸せが胸に満ちる。


町田康へらへらぼっちゃん

ああやっぱりこの独特の言語感覚が好きだなあ出来ることならいつまでも読んでいたいなあ、と思ったものだったけど書評の章に突入してからちょっと疲れたかも。出てくるエピソードが次から次へとこないだ読んだ『夫婦茶碗』収録の2編で笑った。ペンキ塗りのバイトとか百貨店で冷蔵庫とか新幹線でおしゃべりなお爺さんとか。どれも微笑ましいものばかりで良かったね、アレとかアレとかの戦慄は創作のための虚構なのかそれとも語る事を選ばれなかった出来事なのか知る術がないのは救いかもしれないね。


・GUITAR MAGAZINE SPECIAL ARTIST SERIES 新藤晴一 ポルノグラフィティ

私の柩にはラバップ会報67号とこの本を入れてください。よろしくお願いします。

 

 

土曜日なのに雨だね、を全力で掲げる日。夜の間は知らんけど昼間に雨が降ったのってニーゼロイチキュー初めてなんじゃないかな。少なくともわたしが知る限り、という注釈つき。そしておうち大好き人間の休日を過ごしたから蚊帳の外だけど都内で初雪観測したってマジかね。寒いわけだよ。お風呂出た後に部屋でゴロゴロゴロゴロしてたら頭痛とものすごい寒気に襲われてこれは本気でヤバいのではないかと焦ったけど体温計が示すのは36度ぴったりの完全平熱。その後ごはん食べてから電気毛布でぬくぬくなお布団にくるまってたら治ってました。ひとまず良かった。元気元気(言霊)。

先週放送してたポルノさんがMCを担当されたラジオを聴いてたら晴一さんがサブスクの話をしていてめっちゃわかる~!!って賛同したものでした。先月下旬にApple Music登録してから昔いっぱい聴いてた歌を改めて聴くようになったんよ。今のiPhoneに入ってないポルノさんの歌はもちろん、アンダーグラフとかTommy february6とかw-inds.とかとか。こないだ日記に書いた大声ダイヤモンドフライングゲット聴きたいなぁって検索した流れで曲名を目にして聴いたやつなんだ。そいでアーティストやアイドルのジャンルというか垣根を取っ払ってまるっと音楽っていう一括りにしたら、今まで以上に身近な存在になったのは確かなんだ。自室で洗濯物干したりとかのちょっとした時間にもiPhone数回タップでBluetoothスピーカーで聴いたりとかしてさ。いまだに紙の本にこだわりを持ってる一方で音楽を聴く方法は抵抗なくだいぶ変化している。読書メーターの感想をツイート連携させているのは面白かった書名と著者名両方の正式名称を発信する事で作者さんへの一助になればいいなという気持ちもあって(実際に漫画家さんや出版社さんのアカウントから反応が来る事がちょいちょいあるし)、いろいろ聴くようになったからこそなうぷれツイートやるのも良きことなのかなと思わなくもなくもなくもない(どっち)。取り立てて結論もない。ところでApple MusicはMVもCM無しでフルサイズで観れるのも楽しいですね(ポルノさんは未配信だけど)。DA PUMPのU.S.Aは曲単体もいいけどMVで観るのがやっぱり楽しい。あと綺麗なひと観たさに乃木坂のMVを延々と観たりなどもしている。誰が映っても綺麗で目が嬉しいのです。