己から聞こえる声

好きなものも出来ることも多くないです。

未来はいつ欠ける?

今日読んだ本。
森博嗣/ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity?
※以下、内容のネタバレと受け取れる表現があるかもしれません。未読の方はご注意ください。
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・正体のわからないものって怖いじゃないですか。だけど自分なりに理解できて、もしくは理解とまでいかずとも納得できたら途端に怖くなくなるって日常生活でもよくある話で。読み進める中でわたしにとってまだなんとなく未知である感情をとても明解に表現してくれてるくだりがあってなんというか少し、いやだいぶ救われたような気分になりました。言葉で納得出来たおかげで客観視出来て、客観視出来たからこそ対策をたてられるのだなと知った。いや実際ほんとにその時を迎えてみるまではどれほどの絶望なのかはわからないけどそれはそれとして。曖昧なまま波打ってるだけの感情の状態だと掴もうとする手からすり抜ける、でも言語化させる事で掴めるようになるのなら、だったら言葉にする事を横着しないように心がければ考え方も変えられる絶対。その時を迎えるのは想像するのも怖いけれど、読んでいて連想したからこそ今を大切にしたい。夜空の星のひとつひとつだって目にしているのは過去の光なのだからね、大切な今を積み重ねていけば星空のように想えると思うんだ。いつかの話。
・前作(青白く輝く〜)を読んだ時、思考の跳躍力こそが人間の能力だとひしひしと感じたのがものすごく印象深い読了だった事をいまだに覚えてるんですけど、今回はまた違う切り口で人間の底力のようなものを突きつけられた読了でした。たとえ人工知能の演算で正解でなくても(そして読み手のわたしにとっても絶対に間違いだと思える愚かさであっても)、自分にとって正しいなら損得もなにもかも投げ打ってでもそちらを選ぶということ。機械には決して真似の出来ない人間の頭脳の壮絶さがそこにあると思った(これ書いてて壮絶という表現を思い出した(読書メーターの感想を書いてる時に思い出したかった))。
・森さんの小説の作品名、毎回ほんとに美しいので大好きです。今回も読む前に目にしてまず全然意味がわからないけど語感も言葉としても詩的で綺麗だなと思って、読み終わって意味を理解して惚れ惚れできる類の美しさでした。虚栄じゃなくて○○でしたね。その○○から更に物語に奥行きが出て想像と予測が広がる。楽しいです。森博嗣さんが好きです。


土曜日です。
もとからおうち大好きを掲げる休日にするつもりではあったけど起きてみれば体調絶不調だからちょうど良かったです。森さんの新刊を読んでFF9の続きやってしまなみテレビ観て、っていう傍目にはゆるりと過ごしてるように見えて実は内面での感情の振れ幅がえらいこっちゃな事になってた日でした。適温かと思って手を突っ込んだお風呂がめちゃくちゃ熱いみたいな。中にお水が入ってるつもりで持ち上げたヤカンが実は空ですごい勢いついて持ち上げてしまった時みたいな。こういう時のたとえ話じょうずになりたいですね。森さんや新藤さんのスマートさにあやかりたいものです。あやかるって肖るって書くの?推測変換のおかげで初めて知った。
森さんの新刊は相変わらずのハイクオリティで感情揺さぶられまくったのは上記の通りなのでとばして、FF9は先週の日曜の続きからちょっとだけ進めました。昔遊んだ時には戦闘で苦労した記憶ないんだけどなあ…。プレステ版で言うところのディスク3序盤の某連戦がキツすぎて初めて戦闘でゲームオーバーになるかと思ってヒヤヒヤしました。なんとか凌いだけどスタイナーひとりにエリクサー4回使うというありさま。レベル上げ怠るとろくなことがないですな。
しまなみテレビは観覧はずれたのでおうちで観ました。オー!リバルの弾き語り聴きたかったからお客さんが入ってる今回叶ってすっごい嬉しかったです。ほんとにライブだった。生歌特有の岡野さんの歌声の力強さと、アコースティック形式における晴一さんのギターの音色の繊細さがなんかもうほんとにポルノグラフィティここにあり!って感じだった。最愛。3月からずっと毎月の楽しみだったから休止はさみしいけどそのぶんツアーで最高にカッコいい姿を見せつけてくださるでしょうし、それに休止だからまた何らかのかたちで復活したらいいな。なんなら過去放送分まとめて円盤化してほしいぐらいだ。もっと商魂たくましくなってくれていいんですよアミューズさん!なにとぞ!