己から聞こえる声

好きなものも出来ることも多くないです。

テイクオーバー

生きていく中で日々いろいろな出来事に遭遇するけど、わたしに関して言えばあらゆる事においてその瞬間とか当事者である間はそれが最後だとは気付けないままで、あとで振り返って「考えてみたらあの時のあれが最後だったんだなあ」って遅ればせながら実感する事のほうが圧倒的に多いです。提示された明確な最後を自覚したうえでその時間やそこに至るまでを過ごすというのは異動日が事前に発表される人事異動ぐらいしか思いつかない。具体的な思い出を呼び起こせるところまで至ることなく決別の事実だけを時間差で認識する事も少なくないから生きることを前に進むことだとして走ったり歩いたり這ったりしてるうちにいろいろなものを零してきてるのだろうなと想像する。情景として。道すがら点々と落とし物してきてそうな書き方してしまったからヘンゼルとグレーテル連想した。辿ればおうちに帰れるやつ。
ということをツイッターのトレンドに入ってたAKBさんの総選挙に関する話題からあれこれ見てて考えました。わたしのいとしの推しは今年は不出馬なので投票というかたちで行動を起こしたのは去年の紅白選抜(紅白のアプリから投票出来たやつ)の一度きりなんですけど、もし仮に今年出馬してたとしたらわたしもCD買ったり投票数にハラハラしたりとかしてたのかな。どうかな。どうだろ。ひとつ言えるのは『願いごとの持ち腐れ』なら買ってもよかった。ほんとに気に入ってるからMVのダンスショットバージョンが欲しいです。Take overは去年の総選挙のポスターに書いてた一言なのですけど、半年かけて実現させたの心底カッコいいと思う。全然ひとつじゃねーな。


今日読了した本。
村上春樹/辺境・近境
村上氏の随筆は本当に肌に合うというか読みやすいから大好きです。アメリカ大陸横断から讃岐うどん巡りまでざっくり言えば旅行記に分類される一冊なんですけど、理想と現実のありのままを書いていたり、かと思えば現実を小説のように書いていたり。旅先での実際やそこに住む人々の生活をも赤裸々に書いてるから読んでてつらくなる箇所もあったけど。面白かったです。自分では叶わない旅を見せてもらえた気分。