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己から聞こえる声

好きなものも出来ることも多くないです。

迷子の才能とか内緒話とか

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すんごい造花っぽい。ニセモノ感。


今年最初の上着ナシ&日焼け止めぬりたくりな土曜日でした。暑かったね。暑かったよトーキョー。
所用で飯田橋へ行ってから渋谷へ出て、↑の画像にもあるとおり『写真家 ソール・ライター展』へ行ってきました。以前ジュンク堂の写真集コーナーに↑画像右の割引券が積んであるのをたまたま目にして、鮮烈な配色に一目惚れしてから絶対行こうって決めてたやつ。とても良かったです。動いた心が速度計みたいな表示で見えるとして、理屈よりも速く好きだっていう側に針がギュンギュン振り切れる作品がいくつもいくつも。作品を介して遭遇の才能に触れられるって得難くて幸せな経験だと思う(って写真に限った話じゃないね)。ひとつ、目にした瞬間にこれめっちゃAGAINの歌詞っぽい…!!!!って静かに大興奮した作品があったんですけどポストカード化はされてなかったから残念です。やっぱ買おうかな作品集。
じっくり時間かけて観終わって、満足したところで池袋に戻ってジュンク堂の裏手にあるカフェでお昼食べてジュンク堂ふらふらして買い物して帰宅。閉め切ってた部屋の中とんでもなく暑かったけど窓開けたら風が通ってくれて快適な体感温度になったからもうこの気候ずっと続いてほしい。関係ないけど今日飯田橋行って路地裏歩いてみて坂道やら階段やらが多いし雰囲気も良くて居るだけで楽しかったなっていま思った。次に行く時はちゃんとカメラ持って行きます。


今日読了した本。
オリヴァー・サックス/妻を帽子とまちがえた男
医学エッセイって括りは初めて聞いたな。ラマチャンドランの著書のおかげで長らく気になってた本。ちゃんと読んでみたら正確には『妻の頭を帽子とまちがえた男』の話でした。確か同じ著書で『音楽嗜好症』って本もあるはずなんですよ音楽に関する事に特化した症例を集めたやつ。そっちも読みたい。


今日読んだ本。
若松英輔/言葉の贈り物
言葉に対して誠実である、って言うのは簡単だけど実行する事に加えて自分で書いた文章でそれを読み手に実感させるっていうのはこれはもう随想家としての才能なのかそれともご本人の中に確かにあるものだからにじみ出る様を隠しようがないのか…。とにかく若松さんの文章は美しさに触れた時だけの涙が出てきそうになるから迂闊に出先で読めないのです。本作もやっぱり美しかった。喪失を知る人だから美しいのかもしれない。装丁が素敵すぎるんですけどこれ裏表紙は表紙よりも緑や青の割合が多いんですよ。赤を喜びや幸せの側に属する色だと考えるのは安直に過ぎるかな。でもそれでもパッと目につくわけではない裏側で赤系以外の色の割合が多いというのは結構グッとくるものがあります。なんとなく「涙など人知れず背中で流せばいい」みたいで。


西武秩父駅の近くに新しくできた温泉施設がしばらく休止というニュースを目にして残念な気持ちでいっぱいです。内容が内容なだけにしかたないし長引きそうだしで。来週また有休消化のお休みがあるから行こうかなって思ってたところだったんだけどな。どうしよっかな。


近付きすぎれば全体が見えなくなるのと同じように、好きが過ぎるからこそ見えない事に気付けないものもあると思うのです。だから内緒。
主観と客観(俯瞰)を自在に操るのは至りたい境地でもある。わたしは特に惚れ込むほど視野が狭くなる自覚あるし。