まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

飼われる卵の幸福度

日曜日です。
昼間のあいだのエアコンいらないぐらいの体感温度に春が近いことを知る。完全に春が来てしまう前に読了したい本があるので、明日から通勤の時に読もうと思って仕事用のかばんに入れました。期待。マキシマム ザ ホルモンの「半袖着てる間は夏」って主張の明快さを見習って(見習って?)、個人的には桜が満開になってから完全に葉桜になるまでの期間が春って印象があるんだけどどうかな。若干遅くて短い認識かもしれない。
土曜日に出歩いて日曜日に引きこもって過ごす、のリズムが完成されつつある最近。それがいちばん身体が楽なんよ。


今日読了した本。
石田衣良 他/ひと粒の宇宙
総勢30名による掌編アンソロジー。他でもない吉田篤弘さん目当てに買ったらすでに読了済の長編の元ネタのような作品でしたので若干拍子抜け(でも正直あの冗長な長編よりこっちの掌編のほうが簡潔で良いな…)。収録順はちゃんと50音順になってるのに『石田衣良 他』になってるの本当に解せない。いしいしんじさんおるやんけ。
活字作品のアンソロジーは苦手だから普段は絶対に手に取らないけど、これもまた今までやったことないこと積極的にやろうぜキャンペーンだ!って奮い立たせつつ読んでみてやっぱり苦手だという認識を新たにしました。とりあえず1作品だけ読んだ記憶を消し去りたいものがある。掌編という長さにおいて見事な展開と結末だったとは思うけどそれはそれ、上手に忘れられる事をただただ祈るばかりです。


今日読んだ本。
森博嗣/私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?
先月読んだばっかりなんですよオルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』、ほんとうに濫読がもたらす引き寄せや巡り合わせは侮れない。人間が生きることの状態や定義や意味をかなり突っ込んだところまで問うWシリーズ最新作、これだから森博嗣はやめられないのだ!と全力で主張したくなる完成度で大変満足です。羊かわいい。