まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

目を閉じたほうがよく見える

12年前の今日『ジョバイロ/DON'T CALL ME CRAZY』のシングルがリリースされたそうです。12年って自分がこれまで生きてきた時間換算でもそれなりの割合を占める年月のはずなんですけど、いまひとつその重みがピンとこないのは12という数字が2012年と結びついてるからそれほど遠い昔の事のように感じられないというのが大きいかもしれない、という自己分析。言うても2012年の出来事ももう今から5年前になるし5年って時間に対して何かもっとこうそれなりに感慨深いものがあってもいいんじゃないかと思うんだけどね。
いま気付いたけど2006年頃よりも前の出来事が自分の中でものすごい記憶が薄くてそれより後の事はいま振り返ってもそれなりに思い出せる事が多くてですね、これたぶんウェブに綴る日記だったりお慕いする人へのメールだったり感想や作品だったり、形式はいろいろだけどとにかく言葉として、文章としてアウトプットする事を始めたのが大きかったんじゃないかなと思うんです。もちろん遡るほど薄まっていくのも確かだし当時書いた事のすべてを覚えてるわけじゃないけど、そうやって考えるのが1年間ブログを更新し続けた2010年の記憶の濃さに対していちばん納得出来るんだよな。今年また同じことをやってる理由は元日の記事に書いた内容以外にも、7年経ったら人間の細胞って完全に入れ替わるって話を思い出したからってのもあるんです。という事をさも初めから決めてあったかのように書いてみたりとかして。
ジョバイロドンクレの話をしたかったはずなのになんでこんな脱線してるんだろう…。2010年のいちばん悶々としてた時期にずっとドンクレ聴いては自分を奮い立たせてた事もあって長いこと一番大切な歌だったんですが、新しい歌がそういう思い入れを打ち破って凌駕してくれたのはファン冥利に尽きる幸せだなあと思う次第です。だから明日から始まる15すツアーが本当に楽しみ。わたしの初日はちょうど1週間後なので、さっきまでぽつぽつとSNSのフォロー整理をしてました。ネタバレに関しては「すごかったよ!」とか「期待しといて!」とかだけでも視界に入れたくない過激派なのですが、今回はSNS断ちしなくても良さそうなので平常運転でいくと思います。とりあえずその前に日曜日のNHKホールだね。推しが本当に現実に存在する様を目に焼き付けてくるのだ。


仕事行こうと思っておうち出て歩いてたら最寄駅の外に人だかりができてて、誰か演説でもやってんのかな?って呑気に思ってたら近づくにつれてそれが改札内に入るための大行列である様を思い知らされて朝からだいぶ動揺しました。バス乗り場も大混雑だったからそのまま電車待つことにしたけど7時20分に駅に着いて改札通れたの8時40分って泣いていいんじゃないかと思うけどいいかな。だめかな。風邪の初期症状と思われるものすごい心当たりのある体感がこわいのでこれ書いたら早めに寝てしまうつもり。そんでさっさととっとと治す。
好きな課長の髪型が変わってたので髪切りました?って聞いたら触発されたって言われたのが今日のハイライトです。ちょっと嬉しかった。

朝まで踊れ

ベストヒット歌謡祭NMB48が新曲を初披露するって聞いてたからごはん食べ終わってテレビつけたら「つまずいてばかりの僕を〜」って唐突に聞こえてきてこれはもしかして!って思ったら案の定『応答セヨ』でした。ビンゴビンゴ。神がかったタイミングにだいぶびっくりした。おかげで"作詞・新藤晴一"の表記を目にする事ができてとっても嬉しい。
NMBの新曲『ワロタピーポー』は一回聴いてからずーっと頭の中ぐるんぐるんしててなかなかの中毒性。モーニング娘。さんの『直感2〜逃した魚は大きいぞ!〜』とか好きだったなあっていう懐古モード発動中です。ああいう針しっかり振り切ったハイテンションなアイドルソングで育ってきてるからなんだかんだでめっぽう弱いんですよこういう曲調。タイトルは最低だと思うけど賛否両論ひっくるめて話題になったもん勝ちなのも確かなのでよろしいのではないでしょうか(ツイッターのトレンドにも長いこと入ってましたし)。なんだかんだでスルメソングなんだと思いますはやくフルサイズ聴きたいしMVも楽しみ。あとこれも懐古モードの流れなんですけど衣装がすんごい私服寄りというのか、華やかで派手なんだけど良い意味でステージ衣装っぽくないうえに全員バラバラってのもグッときたポイントのひとつ。引きで見て統一性のある制服みたいな衣装も好きだけど、バラバラだとなによりも遠目で見た時に推しを見つけやすいんですよね(そこか)。山本彩しか、を相変わらず掲げております今夜も笑顔をありがとう。
そんな感じで週のまんなか水曜日です。体調不良と研修の人が多めでちょっとばかしハードモードだと思ったけど、それでもちゃんと定時退社できたからハードモードって言い方はまだ少なくとも来週までは温存しとくべきかも。でないと言葉がどんどん軽くなるからね。ここぞの時に使ってこそ威力を発揮するんだ。

君に描いてほしい

仕事帰りにCD屋さん寄って新譜のコーナー見たら【『応答セヨ』は全タイプ品切れです】の張り紙があっておいマジかよ!?って度肝抜かれました。通常盤なら予約しとかなくても大丈夫だろうって余裕しゃくしゃくでいたんですけど考えが甘すぎましたね。明日の帰りに別のCD屋さん覗いてみるつもり。
1週間のうちでいちばん眠たくあわただしい火曜日に体調不良も重なったとなってはもう完全回復めざしてたっぷり眠るってのを掲げるやつです。これ書いたらおとなしく寝る。たっぷり眠る。


今日読了した本。
ポーポー・ポロダクション/マンガでわかる 色のおもしろ心理学
左頁がメインの文章で右頁がオマケ漫画、という構成だから事実上はこの半分の頁数しか読んでないことになるんですけどもそれはそれ、知的好奇心あおりまくってくる面白い一冊でした。空色の定義が笑えるぐらいまどろっこしい事とか目だけでなく皮膚でも色を見ているって話とか、記憶された色は特徴が誇張されるだとか(ライブ参戦時に印象に残った照明って、実際に目にした時のものより思い出す光景のほうが劇的だったりするんだろうなやっぱり)。白旗ってそういう事だったんだ!とか。意外性突いてきたり心底納得できたり、この文章量でこれだけ広く浅く楽しめるあたり色の世界ってやっぱ奥が深い。子ども科学電話相談の本も同じサイエンスアイ新書だったし、ちょっと他の本も手を出してみたいな。

2桁の最終日

出社したら机の上に博多通りもんが置いてありました。先週金曜にお休みしてた社員さんからのおみやげとのこと。これが噂の通りもん…!って地味に感激しつつおやつの時間に食べたけどこっくり濃厚でおいしいねぇこれ……コーヒーと一緒にいただきたかった…。つぎ福岡行ったら絶対買う。九州ってなんだかんだでいまだに福岡しか行ったことない(厳密に言えば沖縄も行った事はあるけど)からね、旅としておじゃまする最初のきっかけはどうせならやっぱりポルノさんがいいなと思うわけです。次のポルノさんのツアーでは九州方面にも参戦できたらいいな、って自分で書いて自分にびっくりした。次があるのだと疑いもしてないらしい事にびっくりした。
日曜日をおうちから一歩も出ずに過ごしてからの月曜日なんですけど、電車乗ったらものすごい人口密度だし職場のフロア内も空気こもってるしどこ行っても誰かしら咳き込んでるのが聞こえるしでなんかやっぱり体調崩したくなかったら出かけないでおうちで温室栽培が一番だという結論。そんでそうも言ってられないので晩ごはんに豚肉をたくさん食べました。豚肉とニラと生姜をたくさん食べとけば風邪は撃退できると思ってる。そんであとたっぷり眠ること。現時点でカフェイレ待ちなのでこれは明日以降なんとかする。たっぷり眠ること。
昨日に続いてちょっとずつFF9の実況動画を見てるんですけど、リンドブルムに着いた時点での合成屋を駆使した錬金術が完全に初耳だったのでいま無性にアルティマニア読みたい。FF9って最終攻略本は出さないってスタンスを長く貫いてたから当時は見ないで遊んでるはずなんですよね、今だからこそふつうに読んだら楽しそうなんだよなあ。なんのゲームでも攻略本読むの好き。動画は錬金術のところの超高速早送りとおしえて!モグタローの扱いに笑いすぎてむせた。平和な世界です。

セイブザクイーン

寒い季節の雲ひとつない青空が一番好きです。真夏の青とはまた違う種類の鮮やかさなんだよね。そんで寒くなって日が短くなってくると、お洗濯における効率という意味で快晴の日は貴重だからまさしく宝物のような休日でした。先月末ぐらいだったかの雨続きの日々しんどかったよほんとに。狙いすましたかのごとく週末ばっかり降りやがって…。
そんな感じでおうち大好き日曜日です。沖縄そば味という名称に惹かれてちょっと前に買っといたカップラーメンをお昼に食べたんですけど、食べ終わっても全然おなかいっぱいになってないのにこんだけ高カロリーなのめっちゃ効率悪いなって思ってしまった。効率だけを考えて食べるもの決めてるわけじゃないけどさすがに限度があるぞ。


先月から遊んでたFF9をようやくクリアしました!バンザーイ!なのでここから下はただの終盤プレイ日記です。オズマを倒せたのが嬉しかったよ話。わたしだけが楽しい。
精霊モンスターのイベントを全部クリアして選抜4人がアビリティを全部習得したところで、そろそろオズマに挑めるんじゃないの?って事で挑んできたのです。倒すまで少なくとも6回か7回ぐらいは全滅して、ゲームオーバーの曲いいかげん聞き飽きたわ!ってやさぐれた気持ちにもなったからこそ勝った時の嬉しさもひとしおってやつでした。昔遊んだ時に成し遂げられなかった寄り道要素の中でも一番の心残りだったからね。うはは。
とりあえず万全の体制でいこうと思って攻略サイトを読んだらしっかり理由を記されたうえでクイナとスタイナーを連れて行くのがおすすめって書かれてて、いやわたしの選抜にそのふたり入っとらんわ!って初っ端からiPhone投げるところでした。メンバー交代して育成してからでも良かったけど、できれば今日中にエンディングまでたどり着きたいなって思ってた事もあって結局いつものジタン・エーコ・ビビ・サラマンダーで行くことに。
そんで同じ攻略サイトいわく、闇属性吸収か無効を必ず全員に装備・とにかく全員後列に下げる・いつでもリジェネとオートポーションの両方をセットしておけば、オートポーションの発動モーションでリジェネの回復時間を稼げる、だそうで。なるほどなあってめっちゃ参考にしてアビリティ装着しなおしてからセーブしてどきどきしながら戦いを挑んだら、戦闘開始と同時にメテオ喰らってジタン以外の全員が戦闘不能になって回復も追いつかないまま即座に全滅っていうコントみたいな理不尽さで叩きのめされてこれはもう本当に本気でいかないとだめなんだなっていきなり思い知らされました。その後にやり直した分はサラマンダーがバーサクで言うこときかなくなって全体の流れが乱れて全滅やらカーズで受けたステータス異常の回復が追いつかなくて全滅やらビビのリフレク倍返しフレアですら9999ダメージに届かない圧倒的魔法防御力のうえに与えたダメージをケアルガで即座に回復されてなんやかんやで全滅やら…………プレイヤーの心を折るために存在してるとしか思えない悪魔の所業や……ってヘコみまくりました。メネに何度「ほんきクポ!?」って言われた事やらって勢いよ本当に。
そんで途中でバーサクをリフレクで跳ね返せる事を知ってこれなら1ターン無駄な行動をさせられるぞって事で、いつでもリフレクをビビだけでなくサラマンダーにも装備・ビビのリフレク倍返しを諦めて魔法返しを装備・地味にギルが20万ぐらい貯まってたからダゲレオでアルテマソードを10本ほど購入、の布陣で挑んで何回目かの挑戦で勝てました。最終的にはフレアとジハードと魔法返しで地道にHPを削るビビ&全員にオーラでリレイズをかけた後はひたすらアルテマソード(ダメージ9999が確実に出る武器ならなんでも良い)をなげるサラマンダーをメインに、アレイズとフェニックスとエスナ担当のエーコ&ぬすむとビビのMP回復とレベル5デスを受ける担当のジタンがサポートにまわるという役割分担ができてましたうちのパーティ。サラマンダーよりビビの方が魔力高いからなって事でビビに魔法返しを装備したけど、オズマが使ったジハードにも魔法返しが発動してくれる事にものすごい助けられたからサラマンダーにも装着できてたらもう少し楽だったかもしれない(サラマンダーはスロウ対策にいつでもヘイストを優先)。魔法返しジハードでなにより大きかったのが発動から攻撃までの時間の長さで、リジェネでのHP回復時間もそうだし、なによりATBゲージが溜まるまでの時間を稼げるのがめっちゃ助かった。そしてこういう勝ち方をしてしまったからこそエーコ・ビビ・サラマンダー以外のキャラを使って挑めって言われたら今以上にレベル上げるなりさらなる対策を練るなりしないと絶対何回やっても勝てないと思うわたしの場合。
そんでオズマを倒した事で晴れやかな気持ちでラスボス戦からのエンディングです。やたら強くて心折りまくってくるオズマに比べて本編に沿ったこっちの敵の楽勝さといったら…。ひょいひょいっとこなしてからのエンディング、なんかもうただただ泣いてしまった。エンディングのムービーはさすがにしっかり覚えてたけどそこに至るまでの台詞の細かいところは忘れてる部分もあって新鮮だったってのもあるんだけどそれ以上になんか、なんというか大人になった今だからこそ響くものがある内容だったのがすごい大きかった。ゲームに限らず本でも漫画でも音楽でも経験した事あるけど、昔知った頃には気づけなかった事や新しく見えるようになった側面とかを目にするようなそういう、好きだった作品と改めて出会いなおす体験って幸せなことです。本編も面白くて寄り道要素も凝りに凝っててたくさん遊べる、名作だと思うよやっぱり。
で、ひとしきり浸りたおしたところで今は勧めていただいた低レベルプレイの実況動画をちょっとずつ観てます。いま黒のワルツ2号を倒したとこまで観たけどここまで盛大に声出して笑ったのいつ以来だろうって勢いでめっちゃ面白いです(コメント欄の名前まで低レベルってツッコミに腹筋がしんだ)。絶対自宅で一人の時にしか観れない。
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リレイズが発動したおかげでかろうじて一人だけ復活するもすぐさま攻撃されてこのあとあっさり全滅しましたの図。もはや笑い話やな。

足取り軽やか背筋まっすぐ

土曜日です。
髪を切ってデジパかけなおしてきました。担当の美容師さんが4回目にしてようやく思い切ってくれたおかげで、久々にここまで短くできた!って感じですっきりさっぱりです。洗うのも乾かすのもものすごい楽。
そのあと本屋さん寄ってあげくの果てのカノンの4巻を買ってから好きなカフェでお昼食べて読んで、ちょこちょこ寄り道して旅支度のための買い物をして帰宅。帰り道がなんだかやけに風が強くて枯葉が下から上に舞ってるわ歩けないわで面白かった。スカートぶわぁ!なる類の吹き方じゃなかったからふつうに面白かったよ。
寒かったから晩ごはんのためにたまねぎを時間をかけて煮込みました。やわらかくなった姿を眺めながらこのなんにでもなれる可能性すごいなって思った。顆粒コンソメだろうと鶏がらスープだろうとお味噌だろうとカレールーだろうとシチューの素だろうと受け止めてみせるだろう度量。今夜は途中でピーマン足して更に煮込んで豚肉と小松菜足してちょっとだけ煮込んでチューブにんにくチューブしょうが鶏がらスープ砂糖醤油をちょっとずつ入れてお味噌投入したミソスープ的なやつにした。にゅうめんにしたかったけどお素麺がもう無かったから普通にごはんと食べた。食後にリンゴ食べて美容師さんがくれた新婚旅行みやげのチョコひとかけら食べた。ありがたおいしかった。


今日読んだ漫画と本と読了した本。
米代恭あげくの果てのカノン(4)
購入前に表紙画像をAmazonで見た時には、こんな初穂さんみたいな笑い方をするようになってしまうのかって少し悲しかったけど実物を手に取ったら紛れもなくいつものかのんだった。雨も確かに降ってるけどよく見たら泣いてる。そしてツイッターで指摘してた人がいたおかげで知ったけど本当に裏表紙に先輩がいないんですね……胸が痛い…。
急展開だらけで気持ちも周囲の関係や反応もめまぐるしく変わり続ける波乱の4巻でした。それでもそんな中でもかのんの想いはブレずに先輩の方だけを向き続けていて、そのブレなさが悪いほうへ悪いほうへと次から次に作用する描き方が生々しかった。一途に想い続けてきたからこその視野の狭さ、先輩以外の周囲が全く見えてない幼稚さや自分勝手さの描写がもう本当に読んでて居た堪れないの半分腹立たしいの半分って感じで…(似合うね、の一言を読んだ時にはコイツ飲み会の時にマリが言った事何一つ理解してないだろって思ったよさすがに)。好きだからこそ傷付けばいいって気持ちををもはや隠そうともしないヒロと、ヒロごときの言葉では全く傷付かない(その場ではヘコんだとしても先輩の言葉が痛みを一瞬で浄化させる)かのんっていう一方通行も読んでてしんどい要素のひとつ……読むのほんとしんどい(この作品に関しては褒め言葉)。
どれだけ見た目が似ていようとも先輩じゃない他人なら興味が無い、じゃあ性格や人柄といった中身が別人のように変わり果ててしまった先輩の事は変わらずに好きでいられるのか?という話運びの凄さよ。中身は変わらず優しいまま外見は怪我でグロテスクな変貌を遂げた先輩、は2巻で既にやってるからね。ついにここまで来たかって感じですよね。先輩が心変わりから逃れられない存在だからこそ好きな人に想いが届く幸せを知る事が出来た、そして今度はかのんの番。SF要素を取り入れてるからこそ劇的にグロテスクに描かれて話が進むけれど、これぐらいの心変わりなら日常生活でも起こり得るからね。「先輩が初めて本音を言った気がした」と感じるかのんが愚かでいじらしいです。この終わり方で夏まで待つのしんどいなあ…。続きが気になりすぎる。
阿川佐和子 他/こぽこぽ、珈琲
この美味しい文藝シリーズ、ずっと気になってはいたけど手を出したら集めないと気が済まない気がして意識して遠ざけてたんです。でも珈琲となると手に取らないわけにはいかなかったそしてやっぱり期待を裏切らなかった。作家31名の著作の中から珈琲に関するエッセイを集めたアンソロジー。村上春樹氏が書いてるラム入りコーヒー飲んでみたい…。
読みながら自分の中での珈琲の思い出があれこれよみがえってきたのも面白い体験だったな。人生で初めてブラックコーヒーを美味しいと思ったきっかけの喫茶店とか。高松の街のはずれを自転車で巡ってた時にたまたま見つけて入った豪奢な見た目の喫茶店で一番安いコーヒーが1杯900円だった事とか。あとライブであちこちおでかけする度に、ほぼ必ずその街のスタバで珈琲のんでのんびり過ごす時間をつくってる(例外はたぶん沖縄ぐらい)のでこれは今後も継続していきたいなとか。
春日武彦/不幸になりたがる人たち―自虐指向と破滅願望
これ正直タイトルに冠されてる『不幸になりたがる人たち』の様々な具体例なんかより、言葉と語彙力に関する見解を述べてる章がマジで素晴らしかったのでそこだけでもみんな読んだらいいと思う。ポルノグラフィティさんのファンならおなじみの『パレット』という曲の歌詞の一部"だって知っている言葉はほんのちょっとで/感じれることはそれよりも多くて/無理やり 窮屈な服 着せてるみたい"を連想した。そうやって窮屈な服を着せ続けたらやがては思考のほうが言葉(単語)に引き寄せられてしまう、という視点から語彙力の貧弱さに対する懸念へと続くんです。これ実際わたしがこうしてパレットの歌詞をすぐさま連想した事実がその証左とも言えなくもないんじゃないかな。自分の頭で考えたり感じたりしているはずのものが実はとっくの昔に最愛のミュージシャンによって奏でられ歌われている事でしかないのだと認識すること。時と場合によって幸せになり恐ろしくもなるよ。

誰だよお前

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金曜日です。
昼間に読んだコンタクトレンズ使用してて角膜が剥がれたらしい人の体験談が怖すぎた事をさっきコンタクトレンズ外す直前に思い出して、とりあえず30秒ほどじっと目をつむって何もせずにおとなしくしている時間を作ったうえで外してみました。なんかいつもより楽に外せた気がする。コンタクトレンズ外した後の解放感好き〜〜〜瞳が再び呼吸を始める感じ〜〜〜〜とかのんきに思っとる場合じゃないな。ひとつずつしか持ってないから大事にしないとな。
夕方からの研修でくたびれたおしてたんですけど、おうち帰ってからちょっと久々(アルバムリリース以来)な勢いでポルノさんの歌について本気出して考えてたらいつの間にやら回復してました。身体と頭はめっちゃ疲れてるけど気持ちは元気。これ寝て起きたら元気になるやつわたし知ってる(暗示)。休日を利用して遊んでるFF9を平日に遊んでしまうと歯止めがかからなくなるだろうなって思って自重してるんですけど、金曜の夜を平日にカウントするべきなのかそれともそこはもう休日の入り口とみなして自分を甘やかしてもいいのかって事を帰りの電車乗ってる時に考えたはずなんだけど今は眠気のほうが勝ってるし電池残量もだいぶ心細い感じだからこれもうこれ書き終わったらそのまま寝るやつだと思います。来週はもう推しのライブだしポルノさんのツアーも始まるからなんとか今週中にまーるいあいつを倒しに行きたい。エンディングまでの唯一の心残りな寄り道要素。