まぎれもなく浮遊

好きなものも出来ることも多くないです。別名義のnote: https://note.com/toiro_k

思ってた以上に赤い

今日読了した本。
松浦弥太郎/最低で最高の本屋
浴びるまま流れ落ちてしまってあまり心に入ってこなかったのは稲垣足穂の独特な文章のあとに読んだからだろうか。わからんけど。それならもったいないことをしたと思う。思い出話を読みたくて手に取ったわけじゃないんだぜ!って開き直ったものの、投げるには惜しいかもしれないと考えてとりあえず最後まで読んだ。やっぱり台湾行ってみたいなあ。初めて行くなら絶対ライブでと決めてるけど旅行でなく旅をしたいのも確か。
そういや昨日読了した『智恵子抄』と同時進行で読んでたから、本文中に突如登場した高村光太郎さんのお名前にびっくり。またも濫読の引き寄せ発動。


感想書きつつうたた寝してて、その浅い眠りのあいだにちょっとだけ見たとても短い夢の中でも仕事をしてたのほんとに解せない。何故なのか。明日張り切りたおしたら週末や。
ドリカムさんのカバーアルバムの音源がダイジェスト的に聴ける動画がYouTubeにあがってたので、全部通して聴いてから推しが担当する『何度でも』のところを何度か惚れ惚れリピートして耳が幸せです。歌声が好き、って圧倒的に強いと思う。強靭。


いろいろあってもう諦める方がずっと早くて楽だと気付いてから引きこもる事を決めて心穏やかなウェブライフを過ごせているのですけど、でもそれだって外界を完全にシャットアウトしてるわけではなくて窓はちゃんとあるはずなのに、そんなん抜きでもう本当にこちらの目や耳を塞ごうとする巨大な意思の存在をひしひしと感じました。姿は見せずに蠢きの気配だけ。ちょっと本当にちゃんとしっかり取りに行こうと思った。届かず掴めないままだったらもう存在しなかったものと同義だ。

右目の方が早かった

語らずに綴ることの難しさを痛感している。
できることは少ない。忘れない事と覚えておく事。梯子外されて無様だったところに光が射した事を覚えておくこと。一方でちゃんと切り捨てること。そのほうが自分にとっても相手にとっても間違いなく健全。
全然関係ないけどポルノさんの歌詞で無様って単語が出てくる歌なんだっけ?って唐突に気になって『ポルノグラフィティ 歌詞 無様』って入力して検索ボタン押した瞬間にあっわかった!ウォーカーだ!!!って思い出してめっちゃスッキリしたのに直後に表示された検索結果見たらどれもこれもANGRY BIRDばっかりでなんかごめんって気分。どっちも新藤詞だけどさ。他にもあるかな。


今日読了した本。
高村光太郎智恵子抄
ツイッターで見かけたとある詩の抜粋にドキリとして、その詩が収録されている本を本屋さんで探して見つけたのが本書でした。これ書き終わったら読書メーターの感想更新します。

パラノイドレイディ

自分のやるべき事を効率良く迅速丁寧正確を心がけながら淡々とこなすのがいちばん性に合ってることを経験上知ってるはずなのに、どうもなんとなくその理想の姿とは違うところに逸れていってる気がしなくもないような気がしてきてます。再度舵を取りなおすべきなのかもしれないけどでも正直それほど立派な船でもないのも確か。そんでそういうものなんだなって自己完結で閉じたらいちばん手っ取り早いのも知ってんだけど。悩ましいな。投げ出してきたはずのものが姿を変えて追っかけてきてる、という事なのか。心穏やかなことに変わりはないからこそたちが悪いやつかもしれない。濫読を心がけてはいるけどビジネス書ってたぶんあんまり読んだ事ないジャンルかもしれないから次にブックカフェ行った時に見てみようかなと思う。
タイトルは今日の帰りに買ったものの話です。思い立ったらすぐ実行しないと気が済まないのだ。

君が歌に託すように

先週末に課題だなって考えた事をどうにかこうにか片付けたのでひとまず安心の月曜日です。当たり前だけどのぼるほど険しくなるね。すべって転ばんよう気をつけなね。難しいな。
それでもわりと早めに帰れて余裕のある夜なのでさっきまで録画番組の消化をしてました。寝落ちするわけにいかない月曜の夜に最適の作業。そんでそんな感じで前回のMステをようやく観て、昨日の夜に山本彩ソロライブ再放送を観て感銘受けまくっといてからの『願いごとの持ち腐れ』の振り幅に真面目にノックアウトされてる。いやほんとにアイドルの姿とアーティストの姿のどっちも惜しみなく見せてくれるの嬉しい…。いつまでもずっと見られるわけではないから今を全力で大事にするのです。
それにしてもソロライブ再放送かっこよかったな〜〜〜。一度きりだけど確かに目にして聴いてまだ記憶に残ってる光景と歌声をたぐり寄せたいがために朝からずっと孤独ギター聴いてます(ライブアレンジソロバージョン孤独ギターいつまでも待ちたい)。単独ライブ1曲目に孤独ギターっていうこの興奮をポルノさんで例えるとロマポル的な単発ライブがTHE DAYや真っ白あたりで始まるぐらいのアレ。しょっぱなから臨界点突破ですよそりゃ。

僕たちは血みどろだ

箱庭の安逸と引き換えに知った孤独の話をします。
まず満ちたのは言いようのない幸福感でした。時は止まり音は途絶え、視界に入る君以外のすべてが瞬間的に消失するほどのこの上ない喜びのはずでした。でも溢れんばかりのそれを伝えるための言葉を持たなかった僕は君に触れる事しか選べず、それは結局のところ二人きりではなく永遠に一人と一人なのだと突きつけられる事に等しかったのです。交わるのではなく混ざりたかった。だけど触れるそばから同じものになるよう願いながらも叶わない事実は僕の幸福を黒々と塗り潰し、鼓動も体温も重なりこそすれ別々のまま、身体に隔てられた心はいつまで経っても独りきりでした。
箱庭の安逸と引き換えに知った孤独の話をします。それは夜空が纏う星座のように僕の世界を塗り替えました。ひとたび知ってしまった事で、僕の目は撒かれた星屑から星座を見つけ出してしまいます。僕の意志とは無関係に。



今日読んだ本。
萩尾望都/音楽の在りて
連作でもないのに一気読み出来る短編集は貴重な存在です。君が見る夜空と僕の夜空がせめて同じものであることを願う。

いつか逢いましょう

途中まで書いたところでTHE野党さんのラインライブ配信始まったからずっと観てました。あれiPhoneで再生しながらツイートする方法がいまだにわからないままだからメモ的なつぶやきを残せなくて目に焼きつけるかのごとく必死。楽しいです。単推しの歌が落選だったので次回に期待です。そして晴一さんはとにかくご自愛ください。


目が覚めてぼんやり頭のままふと横を見たら、ピオニーが一晩で大量に散ってて机の上と床の上に濃いピンクの花びらがどっさりこんもりしてる光景が視界に入ってそれがやたら非現実的でちょっと惚れ惚れ魅入りました。淫らで綺麗で夢の続きかと思った。しばらくおふとんでごろごろしてごみ捨て当番を思い出して起き上がってから花びら片付けたのだけど、見た目にも全然枯れてる様子なくてほぼ咲いてた時のままだし若干罪悪感芽生える勢いでふっかふかでやわらかいし手のひらにのせただけで香りがすごいし。ツバキにも言えることで、綺麗なままの姿で散った様を見せてくれる花が好きみたいなとこある。サルスベリとか。桜とか。ずっと固い蕾のままだった白い子が花開いてくれたから、こちらもどんなふうに散るのか楽しみです。
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ほんとは今週末は出かけるつもりなかったけど、昨日突然の飲み会になったおかげで本屋さんやら食材の買い物やらができないままだったのでふわっとお出かけしてきました。朝からやたら頭がぼーっとすると思ってたんだけどあれか俗に言う二日酔いか!って時間差で気付いた。
土曜日に行く池袋のジュンク堂は人波かき分ける勢いの大混雑ってイメージだったはずが、以前午前中に行った時にすごい空いてて歩きやすいし棚も見やすいしレジもほとんど並ぶ必要ないしでめちゃ快適じゃないかってひしひし思い知ったので今日も開店直後ぐらいの時間に行ってきました。大正解だった。歩きやすく軽快にあちこち見れたからついでに普段行かないフロア行ったら平台って言うのかな、表紙が見えるように山積みにできる一番目立つ場所に本に関する本のコーナーがあってここにあるやつ全部ください的な買い方してみたかった。あと入り口近くの新刊コーナー眺めてる時に視線を感じたから何かと思ってそっち見たら等身大パネル又吉直樹さんと目が合って盛大にびっくりした。いやほんと周囲に人がいなくてよかったあれは混んでたら相当恥ずかしかった。


今日読了した本。
稲垣足穂稲垣足穂 飛行機の黄昏
いつか挑戦したいと思ってた作家さんだけど、まさか一千一秒物語よりも先に別の作品に手を出すことになるとは思ってもみませんでした。吉田篤弘さん効果すごい。率直に言えば文章の相性はあまり良くない方かもしれないなと思った。正直。読み進めるのにすごい時間かかったし随筆でそう感じるってもう決定的に合わないって事なんだろうと経験上知ってる。でもなんか、なんだか無視出来ないというのか、合わない事を掲げて切り捨てるのはなんか違うなと思う捩くれた感想が自分の中にあって、だからたぶんまた手に取るのだろうなと思います。箱に穴を開けてみたい。自分の手で。


今日読んだ本。
ヨシタケシンスケ/あるかしら書店
信頼と安心のヨシタケシンスケさん!面白かったー!!可笑しかったりシュールだったり考えさせられたりする様々な架空の本たちも面白いし、それを楽しむ人の絵をヨシタケさんのほわわんとした絵柄で見られるのも楽しい(人っていろんな状況で本を読むものですね)。ひとに本をお勧めする事は普段からしないように心がけてるんですけど、この本は読んでるうちに友人や読友さんの何人かが浮かんできてあの人ならこの部分どんなふうに感じるかなあって想像したりもしました珍しいことに。そして『ラブリーラブリーライブラリー』の語感と、その軽やかさとのギャップごと楽しんでくださいと言わんばかりに誠実に書かれた本に対する姿勢にやられた。本と書店が好きな人の発想だよこれは。
ちなみにこれ帯の裏表紙側。
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わくわくするものがひとつでもあったらぜひ手に取っていただきたいです。

どこかで見たような

同僚さんのお手伝いで久々にちょっとだけ残業してからの飲みに行こうって流れになって4時間ほど語りたおしてきました。カシスオレンジとつくねとおいしいポテトサラダをおともに。とても楽しかった。あとやっぱり自分の視野の狭さを思い知らされて反省している。週明けの課題。今夜のお月さまはスーパームーンの反対ですごく小さく見えるとか聞いたけど夜空見上げる頃にはとっくに空の高い位置でまあるく真っ白にいたのでよく分からず。綺麗だし空が広く見える。
明日の自分へ。本屋さんへ行って日経エンタテインメントを確認するのを覚えといてください。おやすみなさい。